阿修羅像というと三十三間堂のものと興福寺のものがありますが、同じ神様なのにまるで雰囲気が違います。いかにも強そうな三十三間堂に対し、興福寺のそれはまさに少年。普段正面以外からはなかなか観れないのですが先日テレビで横顔や後姿を拝見する事が出来ました。左の顔は唇をかみ締め悔しそうな顔、右の顔は悩んでいる顔、正面の顔は未来を見据えた祈りの御顔に・・・。本当に素晴らしいデザイン性と出来栄えですね。特に正面の顔は神秘的でさえあります。いろんな解説がありますが、僕は左右を牽制しながら正面を見据えているように思えます。作りも漆を布に塗り固めたもので、中は空洞で軽いため火災時ももって逃げる事が出来たと聞きます。また実物を観る機会があれば是非細かいところまで拝見し尽くしたいものです。


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