この生活に成ると朝は休みと分かっていても一度は仕事の有る日と同じ時間に

目が覚めてしまいます

 

仕事の時は5時起きなので冬場は真っ暗な時間帯でした二度寝をすると開店時間に

間に合わないと考えコンビニに向かいました

朝ご飯を調達し寮に戻って時間を潰します

 

パチンコ屋に向かうまでの時間は期待と高揚感で進みが遅く感じてしまいます

腹が膨れると眠気が来ますがコーヒーとタバコで睡魔を紛らわせました

待望の時間に成り軽やかな足取りでパチンコ屋に向います

 

駅前の通りは大晦日に向けての看板やら広告で賑わってましたが

自分には仕事の無い只の休日に過ぎません

ふと思うのは又歳をひとつ取るのか と言う思いだけでした

 

冬季休暇ですのでパチンコ屋も何時もより数倍の人達が開店前の店に並んでました

並び順で入店してましたので自分も列に並びます

顏見知りの客が声を掛けてきます結構な頻度で自分は通っていると言う事です

 

パチンコ屋での顏見知りは挨拶かパチンコについて話す程度でした

ギャンブル場なので特別な事が無い限り親しくは成りませんトラブルの素です

早々に遊戯台を決め後は勝つか負けるか運任せの時間に突入です

 

どうした事か久しぶりに勝ちました閉店1時間も前に見切りをつけ帰る事にしました

翌日は負けますが勝ち分の半分ほどを返したほどの額で済みます

数日の結果は少しプラスでした大晦日は早めに閉店と成るので見切りが大事でした

 

たしか20時には閉店してたと思います

パチンコ屋には年末年始の休みは有りませんでしたが時短営業は有りました

年の暮れ大晦日でも関係なくパチンコ屋は朝から賑わっていました

 

営業が時短なので勝負が早い遊戯台に的を絞り早めに帰れる事を考えました

これまで差し引きでプラスでしたので余裕で店内を見て周ります

途中手持ちが半分以上無く成りますが当たりが続き後半で勝ちに成りました

 

結局19時ぐらいまで居ましたが勝ち金は増え手持ちは10万円ほどに成ってました

寮に帰っても仕方ないので数駅先の大きな駅に向かう事にしました

冬場は人肌も恋しく成ります懐にも余裕が出来れば男の向かう先は決まっています

 

以前書いてましたが自分は隠れている部分の肌が弱く時々悪化してました

季節は関係なかったのでストレスかアレルギーだったかも知れませんが調べて事は

有りません病院はお金が必要に成りますので機会を得ませんでした

 

この時は症状が余り出て無かった事も後押しし風俗街へと向かいます

眠らない街は凄い人波で溢れていました一人の自分は疎外感に覆われます

勝手知ったる街でしたが数年でまったく知らない店ばかりに成ってました

 

好きだった食堂や食事処はそのまま有りましたが飲み屋や風俗は変わってました

ウロウロしても良い事が無いので名の通った店に入りました

仕事としての対応だとは解っていても心が揺らぐ時間を過ごします

 

アッとゆう間に時間は過ぎ夢見心地から現実へと引き戻されます

まだ人に溢れかえった通りの中を何処へとは無く歩いて行きました

もうすぐ年が変わろうとする賑やかな街から逃げたいと思っていたのでしょう