ふと起きて思い出した事が有りました

 

危険かも知れないけど個人を詮索しない場所

有名な場所ですが掃き溜めです

そこにも日雇いの仕事を斡旋する手配しと呼ばれる方々が居ました

 

綺麗とは言えない街並みと異様な感じが有りました

昼日中でしたが酔っ払いや家が無いであろう方々がたむろしてます

簡易宿泊と書かれた看板が見られました値段は格安の500円等有りました

 

日中は歩き周っても良い事に成りそうで無かったので

簡易宿泊の看板が有る建物に行ってみる事にしました

木造の二階建ての入り口に小窓が有りコチラと記載が手書きで有りました

 

声を掛けると年配の男性が顏を出し何日泊まるかと尋ねます

今晩だけと伝え500円を渡すと二階の部屋の場所を伝えられました

内鍵だけで外に出る場合は部屋は開いた状態に成ってました

 

畳1畳の部屋は何も無く丸い裸電球が天井から下がっているだけです

少し臭いもしましたが野宿よりはまだましと思いました

場所に依っては招かざる虫サン達がわんさか居る部屋も合ったようです

 

シャワー及び風呂はもちろん有りませんが銭湯は見かけていました

ちょっと迷いましたが夜は危険なので風呂は我慢しました

 

朝は10時までと言われてましたが早朝に出ると伝えると

静かに出て行くよう伝えられますが

既に酔っ払いや訳の分からない奇声が聞こえているこの町でかと思います

 

窓だけは付いていたので外を見ながら時間を過ごします

賑やかな街とは違う異色の町は不気味としか言えませんでした

違った意味での賑やかさを耳にしながら眠る事に集中しました

 

朝5時前に起き出て行きます

それらしき場所に向かい歩くと直ぐにトラックや小型バスが見えました

人はまばらでしたが斡旋は行っているようです

 

見るからに強面のおっちゃんにさっそく声を掛けられます

地元の人間では無い事がすぐに分かるのでしょう

色々考えるのもめんどくさいので此のおっちゃんと交渉しました

 

契約は1週間で3食付き寮も有り日当は6千円だったと思います

前借は仕事の翌日から2千円出来るとの事でしたいつものパターンです

只仕事が建設関係では有りますが主に壊す方がメインとの事です

 

解体工事と言う仕事ですが経験は有りません造る方ばかりでした

肉体労働に変わりは有りませんので了承しバスに乗り込みました

まだ早かったのか誰も居ません後部に座りウトウトし始めます

 

動き出したバスに目が覚め周りを見ると別に3人が乗ってました

自分より年配の方が一人と若い方が二人居ました

寮まではやはり小一時間程掛かる様です

 

土地勘は無いので何処がどうなのか分かりませんが寮に着きます

プレハブ二階建ての安っぽい建物が又迎えてくれました

周りは田んぼと畑で寮が有る土地は塀で囲まれ門が有りました

 

塀と言っても目隠し程度なので圧迫感は感じませんでした

車両が何台かありましたから門も必要でしょう

少々大きな音を出しても周りから苦情も来ない様な場所でした