自分で掻いた水泡が、水面の上を漂って。


役に立ちそうもない。


小さな鏡のように真下を映して。



プカプカとうごめいて、最後は消えた。





昨日言ったことを思い出した。



どこに向かって進んで、その行く末は。




最後に何か得られるわけでもなく、どの泡も消えていった。






もし人の人生も、泡の人生も同じでこんなに儚いものならば、感情をもって生まれてきたボクたちに神様は何を与えたいのだろうか。



それは、最後まで生き遂げた人間のみぞ知ることができる、一生ものの価値があるのかも知れない。