日本では4月発売のベーシックアソに含まれていたが、
5月単品販売分でも登場。
「HW」はコイツに先行して「スポーツ・クワトロ」をモデル化してるが
まさか「ビッグ・クワトロ」まで出して来るとはね・・・・。
「WRC」に多分初めて4輪駆動方式を持ち込んだのが、この「クワトロ」。
(「WRC」創世記に理由は今イチ分からんが4輪駆動は規則上禁止になってたらしいが、
「アウディ」がFIAとの交渉で4駆をOKにさせた。)
4輪駆動のメリットは周知されてはいたものの
左右の内輪差に加え、前後輪の回転差で特に舗装路のきついコーナーで発生する
「タイトコーナーブレーキング現象」がラリー車に取り致命的だった事
さらにメカの増加で車重が嵩むのも4輪駆動が敬遠される理由でもあったが
「クワトロ」は左右輪のデフに加え、前後輪用のセンターデフを備える事で
「タイトコーナーブレーキング」現象に対応。
また当時は「パートタイム」の4駆がほとんどだった中で
「フルタイム」4駆だったのも「クワトロ」のトピックスの1つ。
同時期に「80クワトロ」が発売されていた為
こちらの「クワトロ」は「ビッグ・クワトロ」呼称される事が多い
(後の「スポーツ・クワトロ」との差別化でも使われる事が多い)
「クワトロ」は「WRC」登場早々にその実力を示して
さらに「Gr.B」規定に対応した「スポーツ・クワトロ」を投入。
「スポーツ・クワトロ」と
「スポーツ・クワトロ」はよりラリー競技に対応させる為
ホィールベースを短くしたり、
ボディー一部は樹脂+ケプラーを使用して軽量化を図る
「クワトロ」は1980~1991年と意外に長く生産されて
「クワトロ」もチョコチョコとマイチェンが行われ
最終的に「シリーズ3」にまで発展する事になる。