明日、車を替えるので
今日は最後のドライブ!!と意気込んで
昨夜のうちに各方面にlineで
休む旨(電話かけてくんな)を伝え
スッキリ目覚めたら10時だった。


ここのところの決算作業と横領の調査が一息ついて
気が緩んだみたいだ。。。


え〜
今から準備してたら出るのはお昼過ぎる真顔

とはいえ、17年間の相棒との最後のデート。
次の車はとうに用意できているのだが
車屋さんにお願いして
車検が切れる日まで待ってもらっての今日だ。
行きますとも!!

目指すは現代陶芸美術館のリサ・ラーソン展。
木曽川べりを走りたかった。


まあ、目的はドライブなんで
辿り着けなくてもOK合格

サザンをお供に出発した。
オープニングは「勝手にシンドバッド」

かつて住んだ(この車を買った)町を通り過ぎて
念願の日本ラインの翡翠色を右手に見ながら
こうやって
美術館や神社仏閣を飛び回っていた
かつての日常を思い出していた。
「BYE  BYE  MY  LOVE」をリピートで。


自分の中に確かにあって
仕事に家事に追われて
封印していたもの。


なんだ、掘り起こすのは
案外カンタンなコトじゃない。



だ〜が〜
多治見は何度も来ているが
現代陶芸美術館は
だいたいあっちらへん程度の記憶しかない。

走ってたら思い出すだろう、多分。
と思って走っていたら
案内板に「さかずき美術館」が出ていたので
そちらを先に廻ることにした。


敷地内のピザ屋さんでランチの後、
市之倉さかずき美術館で
職人技を堪能し、

久しぶりに見る加藤唐九郎に
「やっぱ天才」 
(豪胆な作風が好き)
と震え、

昭和の雰囲気が残る町をちょっと歩いて
加藤幸兵衛窯へ。









写真は青味が勝っているが
実際は
ああ、織部だ、と言うくらいの緑。

この穴窯を裏手に擁する展示室は
シルクロードの蒐集品が主。



私がお茶をやっていた頃は
シルクロードブームもあり
ラスター彩の加藤卓男が全盛だった。


懐かしいのは若い頃のことか
それとも記憶の彼方の古代ペルシャか。



MIHO MUSEUMに行きたくなった。。。


水を湛えたラスター彩の大鉢を庭において
香しい花でも浮かべよう。

遥かなペルシャの夢を見よう。

なんだか妄想が止まらないわ、
と思ってたら
展示ガラスに写っている自分の顔が
熱中症っぽい。

久しぶりに雨が上がった今日は
35度は超えてるだろう。
(37度だった。多治見は暑さ日本一を競っている。)




こんなん見たらもう動けない。



ごきげんよう、リサ・ラーソンさま。
またの機会にお会いしましょう。




ローマングラス……

ガラスが時を経て銀になるって

まさしく浪漫だ。。。



じりじり暑い小路を抜けて

駐車場に戻り、


微糖と称しながら結構甘い紅茶を買って
お家に帰ろう。



この車で帰宅するのは今日が最後。




明日、車屋さんに置いて行くときは
泣いちゃうだろうな。







おみやげ