心のプログラム(2) | マイスターゆーちゃん流 丁寧な手造り生活

マイスターゆーちゃん流 丁寧な手造り生活

本当にいいものは丁寧な手造り品から生まれる。
日常の生活で見つけた手造り生活をご紹介しますね!

人はプログラミングされている。

両親の価値観によるプログラム。
それは親から愛されたいという行動戦略から来ていることを前回お話ししました。

では家族のコミュニティの中で具体的にどういった行動をとっているのでしょうか?
それが他のコミュニティに移った時にどう影響しているのか?

Aさんの例です。

Aさんは服装をあまり気にしない、そいう性格を持っていました。

どこかに出かける時も普段着のままだし、
サンダルとヨレヨレのTシャツでどこにでもいける。
そんな感じの人です。

彼の家族の中では

”服装を気にしてチャラチャラしてる人は中身が大したことない”

と言う価値観が存在していました。

もちろん、はっきりとそう言うわけではないけど、
普段の行動や、言葉の端々にそう言うニュアンスが含まれていること
子どもはよく察知するのです。

なので、彼の中でも
”服装なんて関係ない、人間、外見じゃなくて中身で勝負するべき”

と言う価値観が当たり前として持っていたのでした。

時にはわざと修学旅行のディズニーランドに行く時に
ダサい青色の雨合羽のようなパーカーと普段着のサンダルと
ぼさぼさの髪で参加したこともありました。

そして、この価値観が当たり前だと思っていたのです。
つまり、この価値観は家族以外のコミュニティでも通用するものだと・・。

彼はずっとこの価値観を持って、いつかその価値観を理解できる人
がやってくるはずだと、パートナーを待ちわびていましたが。

結果的にはそんな人は来なかった。

どう思いますか?

まあ、そういう価値観を持っている人、いないことはないだろうけど
少数派ですよね。出会う確率はかなり小さい。
そして、出会ったとしても、意気投合する確率は??

ある時、彼は氣づきました。

みんな、それぞれ価値観が違うんだ。
それぞれ心の中にある地図が違っていたんだ。
人の行動には全部、何らかの良い目的がある。

そう、どんな行動もすべて正しいのです。
その人の価値観にとって。

服装を氣にする、氣にしない

どちらも正しかったんだ。

それから、彼は相手の価値観にもいいところがあることを
理解できるようになり、

違った価値観を持っている人とも
友好的に関係を築くことができるようになりました。