ペルー旅行 番外編 えっ?餃子2個だけ? | マチュピチュピチュのペルー旅行

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リフレッシュ休暇を取って、ペルーに旅行することを決めたけど、現地の情報が今ひとつ物足りなかったので、自分でも情報を提供してみようと始めました。ペルーに行く人の参考になるようにアップしていこうと思います。

ペルー旅行 番外編 えっ?餃子2個だけ?



マチュピチュにハマって以来、何かにハマることが多くなった私は、今、餃子にハマっています。




餃子と言えば、宇都宮や浜松が有名ですが、いくらハマっているとはいえ、わざわざそんな遠くまで行くほど餃子を極めたいわけではありません。今のところ、会社の帰り道とか自宅の近所にある、その辺の中華料理店の餃子で充分なハマりレベルです。質よりも頻度というところです。


余談ですが、何年か前、宇都宮で有名な「みんみん」というお店に行ったことがあります。長い行列に30分並んで名物の餃子を食べましたが、30分並んだほどの感動はありませんでした。


あと同じ宇都宮の市内で、名前は忘れたけど、餃子以外のメニューが何もなく、驚くことに水以外、ドリンクやライスさえも置いてなくて、飲食店というよりお肉屋さんのカウンターみたいなところで、餃子のみをひたすら食べたこともあります。そこの餃子は小ぶりであっさりしていて、1人当たり30個くらいパクパクいけました。このまま永遠に食べ続けられると思えるほど食べ易かったです。特徴的だったのは、お店の人が我々に餃子を出すとき以外は、ずっと餃子を箱詰めしていたことです。まるで内職か工場の一工程と思えるくらい黙々と詰めていました。そういう意味では、飲食の方がおまけで、餃子の出荷の方がメインだったのでないかと思います。


ちなみにこのお店には1秒も並びませんでしたが、当時の感動が鮮明に残っています。



(余談が終わったところで本編に戻ります)


さて、最近の話ですが、今日は餃子が無性に食べたいと思った朝、ランチは絶対餃子にするぞ!と、たとえヒレカツ定食を奢ってくれる人がいたとしても、決して揺るがない決意で午前中を過ごしました。お昼になり、さっそく近くの日高屋に行ってみたら、なんと満席!しかも数人の並びまで。


くそ〜、日高屋のくせに...(心の叫び)


(関係者の方、上から目線ですみません)


仕方なく行きつけの和食の店に行き、「サバ焼き定食」を食べましたが、サバ焼きに付けて食べる大根おろしと醤油だけでは、餃子に侵された脳がドーパミンをまったく分泌しません。せめてラー油があればと、たまたまテーブルにあったラー油を手に取ったものの、いくらなんでも大根おろしにラー油は...と、サバ×大根おろし×ラー油のコラボは実現しませんでした。


午後は午後で、仕事に影響するのではないかと思うほど餃子のことが頭から離れなくなり、頭の中は完全にニンニク細胞とニラ神経に支配された餃子脳と化しました。


その状態をコロコロコミックに掲載されるような小学生向けのギャグ漫画に喩えると、レントゲン撮ってみたら脳ミソ🧠が餃子🥟の形に見え、CTスキャンの分解写真をチェックしたら、肉と野菜のバランスがちょうど良いですね、というボケ台詞の吹き出しが似合いそう... そんな状態です。


さて、そんな午後の捗らない仕事も終わり、ついにショウヘイタイム(注1)ならぬギョウザタイムがやってきました!


ギョタニサーン!(注2


注釈1「ショウヘイタイム」

日本人メジャーリーガー大谷翔平が登場するときのことを、メジャーではこう呼んでます。


注釈2「ギョタニサーン!」

大谷翔平がホームランを打つと、メジャーの実況アナウンサーが「オタニサーン!」と叫ぶので、ギョウザと組み合わせてみました。(ギャグの解説、恥ずかしい)



終業の鐘の音とともに、餃子脳の頭と餃子脚の身体が勝手に餃子を求めて歩き出し、この日は残業をすることもなく、ササっと会社を後にしました。


ひとつ先の駅に、日高屋と餃子の専門店がありますが、違う店舗とはいえランチでフラれた日高屋に行くわけもなく、迷うことなく餃子専門店へ。


「イラッシャイマセ〜!ゴチュウモンハ?」

「餃子とライス!」


メニューも見ずに、迷うことなく注文。


🔸餃子(5個入り)280

🔸ライス 200

🔹   480


餃子だけを味わいたかったので、炒飯とかラーメンとかで脇見をせず、白ごはんで餃子への集中度を高めます。


いかなる店舗も、餃子は注文を受けてから焼くのが常識だから、焼き上がるまで少しばかり時間を要します。その間、暇だからアメブロを書いてます。


広い店内、日高屋の盛況ぶりと違って23組の客しか居ないのに、まあまあの時間がかかって餃子が到着。


餃子とライスだけなのに、お盆に載って定食みたいな出で立ちで運ばれてきました。頼んでないのに卵スープ付きです。


しかしよく見ると、餃子が2個?しかありません。思わず二度見したけど、二度見たところで2個しかない餃子が増えるわけもなく、あれっ?て顔をすると、運んで来た店員さんが、


「スミマセン、ギョウザ  ヤクノ  シッパイシタ。サキニ2   タベテクレ!」


「ん?  あ、あ〜そう... はい。」


たどたどしい日本語でしたが、言いたいことは伝わっています。どうやら5個の餃子のうち、焼き方を失敗して、3個出せなくなったみたいです。なので、2個だけ置いて行くから先に食べ始めてくれと。遅れて3個持って来るからヨロシク!こんな理解で良いのかと。


(のちに、この認識と異なる結果に...


別に急いでるわけでもないし、自ら「はい」と受け入れたので結論は覆らないんだけど、不可解なのは、餃子って10個や20個くらい一気に焼くもんだから、3個失敗して2個だけ無事なんてことあるのだろうか?ダメな時は全部ダメになるんじゃないのだろうか?と思ったことです。


もしかして、皿に移す時に誤って3個床に落としたんじゃないのか?でも黙ってそれを皿に載せないで正直に作り直す店の方が信頼できるから、それはそれで好感持てるし、いやいや、そんなことより、だいたい餃子専門店が餃子の焼き方を失敗するものなのか...


なんてことを疑問に思いながらも、とりあえず2個あるし、たまごスープも来てるし、先に食べ始めるか...と、醤油と酢とラー油を順番に注ぎながら、餃子ダレを調合し始めるも...


ただ、あとから3個来るはずだから、残り3個分のご飯も残しながら食べないといけないし、でも、たまごスープは冷めちゃうから先に飲み干しちゃった方がいいかな?とか、せっかくの餃子脳が餃子に集中出来ずにいました。


そんなわけで、余計な考えに気を取られ、ゆっくり食べようと思った2個の餃子を、餃子脳の迷いを払拭させるかのように、餃子腕と餃子手がどんどん餃子口に運ぶもんだから、あっという間に2個の餃子を食べ終わってしまいました。


かろうじて、残り3個分の白ごはんは残すことはできたので、一旦小休止となりました。


過去に、白ごはんを残して不足した餃子を待った経験が一度も無かったため油断しましたが、残りの餃子を待つことがこんなにも長く感じるとは思いませんでした。とてもとても長い10分が経ち、ようやく不足分の餃子が到着することに。



(物語を起承転結で分けるとすると、これからまさに「転」が始まろうとしています)



人生、歓びも哀しみも予期せぬ時に訪れるものです。この日の私は、ツイてるのかツイていないのか?本日二度目の「二度見」の到来です。


「タイヘン  オマタセシマシタ。

    ギョウザデス。」


なんと、到着した餃子は3🥟🥟🥟ではなく、5🥟🥟🥟🥟🥟だったのです!



お店としては、お待たせしたお詫びなのか、既に2個食べた私に、そもそものメニュー通り5個フルで持って来てくれたのです。


しかしながら、私の餃子脳は既に餃子脳から普通の脳に戻っていたので、3個分しかインポートする許容が無く、また、白ごはんもギリギリ3個分有るか無いかくらいの量だったので、正直なところ5個を素直に喜べない状況にありました。


まあまあ、とはいえ、せっかく持って来てくれたのだから、5個を喜んで頂こうと、ちょっとお腹も中途半端に膨れ気味の中、白ごはんとのバランスから考えるととても贅沢な比率の餃子をお腹いっぱい頂きました。


さて、これから精算に向かうわけですが、入店してからまあまあの時間が経ったのに相変わらずガラガラの店内で、私の売上はたったの480円にも関わらず、餃子は2人前も出しちゃってるから、お店的には完全に赤字です。


レジの前で、いくら計算しても480円にしかならないことを知りつつ、お店の人の計算が終わるのを待っていると、なんか切なくなってきて... 


そういえば前に、行きつけのお店でみんなで飲み食いしたあと、まとめてお勘定を支払おうとしたら460円くらいの端数のお釣りが出たので、


「お釣りはいいです。美味しかったから。」


と言ったら、なんかすごい喜んでもらえたので、それやってみようかと千円札を出そうと財布を覗いてみたら、なんと500円玉と万札しか無く、


うーん、500円出して20円のお釣りで、「お釣りは結構です」は逆にカッコ悪いし、かと言って1万円渡してお釣りは要らないっていうほどセレブでもないし...


<お釣りは要らない方程式>


A1000−480円=520

          お釣りは要らない=カッコいい👍


B500−480円=20

          お釣りは要らない=カッコ悪い👎


C10000−480円=9520

          お釣りは要らない=ニセ札?


結局、500円出して20円のお釣りをしっかりもらって帰りましたが、なんかこうスッキリしないというか、不完全燃焼というか、餃子は食べたのにモヤモヤが止まらなくて。


まるで、クスコでアルパカ🦙料理を食べた時のような、素直に喜べない出来事でした。



明日も餃子を食べます。