娘が入院した日は娘が半年ぶりに外に出た日でもあります。


病院に着いて最初の問診の時、広い部屋の真ん中で椅子に座り、周りを何人もの人が囲み質問に答える娘の姿は


耳にはどこにも繋がっていないイヤホン、太ももまで破れたパンツ、髪はボサボサに伸びていて

神様、宇宙、など始めて娘から聞く妄想の中の言葉も合わさって

とにかく異様な光景でした。


1度目の退院後、物凄く症状が良くなったわけではないけれど

ずっと引き込もっていた娘が毎日お風呂に入り、着替えをして、身なりを整えて買い物にも出られるようになって

それが凄く嬉しかったです。


病気でなければ当たり前の様に出来た事が出来なくなって

本人が一番苦しんでいたのに

何で分かってあげられなかったんだろう。




一度だけ来てもらった訪問看護師さんが


まぁ可愛いいニコニコ始めまして!

と挨拶をしてくれて


私との面談でも、可愛い娘さんですねと褒めてくれた時、今までの思いが溢れてしまい


本当はもっともっと可愛いんです。もっともっと笑顔がいっぱいで、頑張り屋で、人の気持ちが分かる優しい子なんですと、涙が止まらない私に


わかりますよお母さん


と何度も頷きながら聞いてくれて。


訪問看護さんが帰ってから

可愛いって言ってたよって話したら


お母さん、そういうのは誰にでも言うんだよ

って笑った娘。


病気でなければと悔やんでも仕方ない。

きっと良くなる。

あなたは幸せになる。

絶対大丈夫。


いよいよ明日退院です照れ