今まで賃貸付けの経験は5件と申しましたが、その殆どがマーケットに出してから2ヶ月以内に決まったと思います。2ヶ月と言っても、ほぼ1ヶ月強で、何ヶ月も決まらず苦労したということは今までないです。
ただ強いて言うのであれば東京都内の中古区分マンションはなかなか決まらず、苦労しました。苦労というよりは、このまま何年も決まらないのではないかと恐怖に慄いていたという感じかも知れません。
初めての経験で、どうしていいのかわからなかったところ、できる限り修繕費をかけないで賃貸に出した方がいいと知り合いから伺いました。そこで壁紙だけ張り替えてもらい、あとは傷んでいたキッチンのクッションフロアのみ交換ということで知り合いの工事の方に見積もりをとっていただきました。その一方で、キッチンを新しくしたり、壁を動かして間取りを良くしたり、改修をかなりしたもの、またキッチンのグレードを上げて、高級マンションのスペックにして改修したバージョンと3種類見積もっていただきました。
それで改修業者さんに現地に二社来ていただいたり、キッチンも一番安いものと、かなり高級なもので2社の見学に行ってスペックを決めたりと、かなり今思うと動いていたと思います。
床がコンクリート床に直に作られているため、基本そのマンションは絨毯かクッションフロアのみという決まりで、それをフローリングにした方がいいのではと、床を持ち上げて高級めのフローリングに替えるということも考え、ただどうすると既存のドアも全てが作り直しか位置をずらすことになるので、相当なコストになりました。
特に賃貸付けの不動産の方に伺ったのが、ユニットバスに取り替えるということでした。もともとある風呂場が、洋風ですが在来工法のもので、追い焚きシステムなど付いておらず、またピカピカに綺麗かと言われると、バスタブのプラスチックがやや黄ばんで見えたり、床タイルが古っぽかったりしました。日本人の賃貸はユニットバスが好まれると言われ、特に海外歴の長い私にとっては衝撃でした。
実際に賃貸募集をかけて、いいのだけれど追い焚き機能がないからという理由で申し込みされなかった方もいたようで、ただ、在来工法のバスを取り壊してユニットを入れるというには結構な値段に跳ね上がってしまうということでした。
これだけ賃貸の不動産業者の方が言ってくるというのも、一応家賃がそれなりに高い高級マンションの部類に入るため、高級物件専門の賃貸不動産業者さんにお願いしたからでした。ただ私の方も、かなりの金額で物件自体を購入した直後に賃貸のために大金を修繕費にかけるというのには腰が引けてしまい、実際大金かけて改修して、テナントが決まらなかったらどうしようと不安要素の方が大きくなってしまいました。そんな煮えきらない気持ちと見積もりの為のスペック決めに色々なショールームに脚を運んでいたので、(ユニットバスのショールームも行きました…)結局壁紙も替えないまま募集をかけており、別の不動産業者さんには、壁紙を替える工事が終わってからじゃないと賃貸募集出せないと断られてしまいました。
ペット可(要相談)で募集を掛けていたのですが、一度ペット付きで借りたいかもと、申し込みまでいきそうだった方もいらっしゃったみたいです。
ラッキーなことに、その直後に近所のマンションが建て替えで工事が長引くそうで、その間に賃貸で似たような広さの物件を探しているという方が急に現れ、絨毯すら替えないでいいですとおっしゃってくださり、最低コストの修繕費で賃貸が決まるという奇跡が起こりました。
その物件の賃貸が決まったことが、たぶん一番嬉しかったのかなと思います。一番理想的な居住者の方に巡り会え、もう感謝が絶えないです。
この賃貸付けで一番ネックだったのが、高級マンションだったという点です。高級マンションなのに、購入した時はかなり古い内装のままだったので、隣近所の部屋と比べると見窄らしさが目立ってしまいました。ですがあくまでも賃貸、どこまで投資するべきかは、顧客のニーズと照らし合わせて微妙に調整しなくてはいけないと思い、色々な改修オプションを模索しました。私の別の物件は、高級ではないので、賃貸不動産業者さんも一般的な業者さんですし、修繕も勿論最低限しかしません。それでも、直ぐに決まりました。今後高級マンションを購入することは、投資としては恐らくないのかとは思いますが、今のテナントさんが出て行かれた後はどこまで改修するのか等、今後も向き合っていかなくてはならない微妙なテリトリーでした。