旧伊藤伝右衛門邸

きゅういとうでんえもんてい

福岡県飯塚市幸袋300番地

 

最寄り駅 JR福北ゆたか線 新飯塚駅。

無料駐車場あり。

 

◆北棟◆

廊下にも、さげもんや雛人形が飾られています。

九州の炭鉱王 伊藤伝右衛門が暮らした大邸宅。

明治天皇の姪である歌人 柳原白蓮が、伊藤伝右衛門の妻として10年暮らしました。

ガラスは当時の最高技術のもの。
 
◆骨董蔵◆
 
◆白蓮の居室◆
北棟二階座敷は、白蓮の居室。
 
 
 

 
◆西棟◆
風呂場。
白蓮の希望を入れて洋風に作り直した食堂。
朝食を洋食に変え、当時珍しかったパンを外国船が入る門司から買い入れていたそうです。
 
ガラス格子も部屋によってデザインが異なります。
 
 
蔵の中では、山本作兵衛氏の原画が展示されています。
蔵の内部は撮影不可。
山本作兵衛氏(やまもと さくべい)は、福岡県出身の炭鉱労働者、炭鉱記録画家。
日本で初めてユネスコから世界の記憶(世界記憶遺産)登録を受けました。
 
◆建物外観・庭園◆
庭園に向かう道には、瓦が利用されています。
飯塚市は、江戸時代には遠賀川(おんががわ)水運の河岸と長崎街道の宿場町として栄えました。
明治以降は、筑豊炭田の商業文化の中心都市として繁栄しました。
庭園は、「旧伊藤傳右エ門氏庭園(きゅういとうでんえもんしていえん)」として国の名勝に指定。
旧伊藤伝右衛門邸の敷地は、7568.5㎡(約2293坪)。
主庭は主屋からの展望をも考慮した回遊式庭園。
 
 
 
 

 
平成31年2月9日撮影。