屏風山 鎮国寺

びょうぶさん ちんこくじ

福岡県宗像市吉田966

 

◆宗派◆

 真言宗 御室派

 

◆御本尊◆

 大日如来


九州八十八ヶ所百八霊場 第八十八番札所

九州西国霊場 第三十一番札所

九州三十六不動霊場 第三十四番札所

九州三十三観音霊場 第一番札所

 

無料駐車場あり。

 

◆奥の院参道◆

八十八ヶ所石仏参拝しながら石段を上がり、奥の院へと至ります。

 
鎮国寺は、弘法大師が中国より帰朝した大同元年(806年)、日本で最初に創建したと伝えられる真言宗最古のお寺です。
参道には、赤いカニがたくさんいました。
 
◆梵字岩◆
なぜかどうしてもピントが合いませでした。
 
木の根元には、優しく微笑んでいるようなお顔のお地蔵さま。
 
 
◆奥の院◆
 
奥の院の御本尊は、不動明王。
九州八十八ヶ所百八霊場の第百八番札所にもなっています。

奥の院で、しばしカニの笑顔に癒されました。
 
 
模様の違いは雄と雌の違いでしょうか。
 
どのカニも、笑っているように見えます。
 
奥の院参拝の後、参道を下ります。

 
境内へと下りてきました。
 
 

 
見ざる聞かざる言わざる。
池のそばにも、水汲み場がありました。
 
 
 
◆大師堂◆
 
◆本堂◆
本堂は慶安三年(1650年)、福岡藩主 黒田忠之公により再建されました。
 
縁起によると、弘法大師が第十六次遣唐使船で唐に渡航中に大暴風雨に遭遇した際、海の守護神・宗像三神などに祈誓を込めたところ、波間に不動明王が現れ、暴風雨を静め、無事に入唐することができました。

大同元年(806年)に帰朝された弘法大師は、まず宗像大社に礼参されました。
その時、屏風山に瑞雲が棚引くのを観られ、奥の院岩窟において修法を始められたところ、「この地こそは鎮護国家の根本道場たるべき霊地」とのお告げをこうむり、一宇を建立し、屏風山鎮国寺と号されました。
 
 
 
◆護摩堂◆
護摩堂内で、御朱印を頂けます。
 
平成29年9月23日参拝時撮影。
 
桜**御朱印桜** 梅納経帳梅
今回、鎮国寺で新たに三つの霊場の納経帳を頂くことができました。
 
◆九州西国霊場◆
一般的な神社や仏閣の御朱印帳の大判サイズくらいです。

すべてのお寺の名前と御詠歌が入っており、左の頁に、筆書きと御朱印を押して下さいます。
 
◆九州三十三観音霊場◆
霊場専用納経帳の一般的な大きさで、表紙のみです。
書置きの御朱印を頂き、綴じていく方法になります。
 
◆九州三十六不動霊場◆
以前は、下記の様な一般的な霊場専用納経帖でした。
その納経帖が最近変わったそうで、ポケットファイル式になっています。
小さな真四角に近いサイズで、御朱印が300円、御影色紙が500円。
「両方集めてもいいし、御朱印だけでもいいし、御影だけでもいいですよ。」
「両方の場合は、裏表にしてファイル入れます。」と、教えて下さいました。
素敵な御影色紙ですので両方頂きました。
 
◆九州八十八ヶ所百八霊場◆
こちらは、すでに手にしている納経帳ですが、鎮国寺が九州八十八ヶ所百八霊場最後の霊場となっているので、他のすべての霊場巡りが終わってから改めて参拝するつもりですので、今回は持参していません。
一般的な霊場専用納経帳のサイズですが、最初から墨書きが印刷されていますので、御朱印だけ押して頂く方法になります。
 
宗像大社及び大島の中津宮・沖津宮遥拝所も、宗像・沖ノ島と関連遺産群に認定される前に参拝し御朱印も頂いていますが、認定後に改めて参拝撮影をしてから記事にしたいと思い先送りとなっています。