お返事遅くなりました、とご連絡ありました。
すぐ返信したら「申し訳ありません、一度ご連絡入れるべきでした」と。
「ネットにあまりアクセスしないんですよ、ニュース見る程度に抑えているので」
「はい、ごめんなさい」
「謝る必要無いですよ、ただ毎日は申し訳無いけど返信出来ないんです。もしかして不安でしたか?」
言えませんでした。
「無理にお聞きしませんから、安心されて下さい。今日は何のお話しましょうか?」
私は容姿に自信がありません。鏡見る度にため息が出ます。
そのお話をしました。
「んー容姿。えっと美人って何だと思いますか?」
「顔が綺麗とか可愛いとか、スタイルいいとかそう言うのだと思います」
「半分正解で半分不正解ですね」
「だって女優さんとかそうじゃないですか」
「確かに整ってる方は大勢いますよね、でもね女優さんやモデルさん以外でも皆さん可愛いなぁと私は考えてます」
「みんながそう考えてる訳じゃないです」
「はい。確かに容姿を商売にされている世界では、そうですよね。ただねぇ、正直好みの問題なんですよ。好きなタイプって人によって違うでしょう?あとね、好感持てるかどうかだと思うんです」
「好感、ですか?」
「はい、確かに第一印象が先に立ちます。ただね、これ美人かどうかでは無いと感じます。好感持てるかどうかはまぁ色々あります」
一旦間が開きました。
「一例としてお話しましょうか。私の知人も容姿に自信が無い人でした。
でね、自信を付ける為の方法が凄かった。
毎日鏡に向かって自分は可愛いって褒めたと聞きました。数ヶ月後、その方が可愛いと評判になったんです」
「凄い方ですね」
「まぁ理屈はこうだと私は思いました。自信付けるにはまず自分を褒める事からスタートします。どんな事でもいいんです。目がいい、鼻がいい何でもいいです。でね、その方自信が無いものだから、俯きがちだった。これねぇ、顔に影が出来ちゃうんですよ」
「影ですか」
「能面ってご存知ですか?」
「ごめんなさい、知らないです」
「いえいえ、あれね一見無表情に見えますが人間の非対称顔を元に緻密な計算されています。で俯き加減だと悲しみの表情になります」
「悲しみ、ですか?」
「はい、でね。顔を上げたら喜び、笑顔になるんです。そして笑顔と言うのはコミュケーションの様々な分野、特に第一印象においてプラスな面が報告されています」
「何か分かる気がします」
「はい。その方は顔を上げられた。そして自然と姿勢も良くなられたんです。
第一ね、整っている方だけがモテるんだったら世の中そんな方ばかりになってますよ」
「はい」
「まずはご自分の好きな所一つ見付けて下さいね。ゆっくりと。本当参考程度なんですが」
まぁ、笑顔が通用しない場面もあるんです。お気をつけて、と最後に締めくくられました。
笑顔、やってみようと思いました。