一つ詰まる。
荷解きに時間がかかる。
正確には、
時間をかけている。
いや、
時間がかかってしまう、
が正解か。
荷解きが終われば、
この地に腰を据えるしかないのかと、
やり場の無い虚しさが襲ってくる。
そして、
荷解きせず送り返したい気持ちと、
混同し葛藤する。
生きて行く上で、
金を稼ぐのは必要だ。
充分わかってる。
一度は腰を据え、
生活をしなければいけない。
生きて行かなければならない。
わかってる。
しかし今日も、
葛藤から手が進まず、
外を見る。
月が見える。
自分に与えられた、
書斎らしき部屋の片付けは、
外が眺める窓に向かって、
部屋を作っていこうと思った。
いつでも月が見れる。
少ないとはいえ、
雪国に越して来た。
移り行く景色を、
しっかり見つつ、
書斎で一人の時間を楽しみたい。
雪が降る前か、
雪が溶けた頃か。
何にしろ雪を避けて、
行動したい。
動くなら、
ひとつ雪がポイントになるだろう、
そう感じた。
確信は無い、
第六感だろう。
雪というキーワードが、
頭から離れない。