土砂降りの雨の中警察に捕まり

警察車両へ

中はバスタオルが敷いてあり倒れるように中へ入った。

あそこで何してたんだ…なんて事は聞いて来なかった。

所持品検査され

何処から来たのか、死ぬ理由はなんだとかいろいろ聞かれた

突然警察官がサンドイッチするからって言ってきたけど話す気力も体力も無かったから無視

後からもう一台来て隣に乗ってきた。

サンドイッチとは俺を逃がさないために両側を固める行為だと理解した。

計5人警察の車に乗っていた。

そんな事しても無駄だよ
だってもう動けないもん

逃げる体力あったら見付かった時点で逃げてる

親の連絡先は?と聞かれたけど答えなかった。

答えなかったから
一人の警察官が俺のスマホを取ろうとした。

俺は咄嗟に警察より早くスマホを取り
スマホが壊れるんじゃないかって思いほど握りしめた。

最後の抵抗だった…

結局は警察三人に奪われ

たぶん放心していた。

その後確か…吉田警察署??

に連行され、2階まで引っ張られるように連れていかれた。

全身びしょ濡れなのでこれに着替えろと言われ着替えて

また、前回と同じ内容の質問責め



質問責めが終わり
君を一時的に保護の形で牢屋に入れると言われた。

イメージしてた灰色の牢屋ではなく
黄色っぽい牢屋だった

最低限の物があり、布団で寝てもいいと言われたが寝なかった

ズボンのベルトや貴金属を奪われ
服だけ身に付けている状態だった

最後の希望がベルトだったので絶望した。

監視カメラで見ている
音声も機械で聞いてるからと立ち去り際に言っていた。

窓には鉄格子が張られていて外の景色はなにも見えなかった。

中は女性の長い髪の毛や短い髪の毛など埃だらけだった。

床には落書きや絵が描かれていた。

爪か服のボタンで書いたんだろう
素直にそう思った。

親が迎えに来るから待ってなさい

そう警察に言われた。

会いたくなかった

死体も見付けて欲しくなかったから樹海まで来たのに…

ここから逃げなきゃ
絶望の中そう考えた。

この牢屋には段ボール1つ分くらいの穴があったからここから逃げよう

体の柔らかさには自信があったが、足が頭に付くほど柔らかくは無かった。

結局警察に取り押さえられ
また牢屋の中に戻された。

お前はもう駄目だ…頭の中からそう言われた気がした。

何度も何度も挑戦しては中に戻される

ずっとその繰り返しだった。


時計は無かったが外の暗さからして3~4時間くらいはしてたと思う

ここから逃げられない、死ねない、体が動かない…

もう駄目だった。



体が動かないので何も出来ず、布団の模様ばかり見ていた。

彼岸花みたいな模様でそれをずっと眺めていた。

携帯さえ奪われなければ全然違かったのに…



親の迎えが着いた。

5人くらいに親の元へ連れて行かれ対面した。

時計を見たら夜中の2時だった。5時間かけて来たらしい

親父、母、親戚のおじさん3人が来ていた。

親父の目は赤かったと思う

ごめん…と一言だけ言った。

本当はそんな事思っていなかった。

でもその場を取り繕るためにはそう言うしかなかった。

外に出て、さぁ逃げよう

素直にそう思った。

だけど、両腕を捕まれ逃げられなかった。

親父に飯でも食って帰ろうと言われ頷くしかなかった。

捕まる前に軽く済ませただけなのでお腹の方も限界だった。

牢屋に入ってからも何も口にはしていない


どっかのお店に着き、外に出た。

外は滝のような雨が降っていた。

警察官いわく竜巻警報が出ているとのこと

この日の雨さえなければ俺は間違えなく死ねていたのに…

天は俺を死なせてはくれなかった。

恨んだ、天を自分の運の無さをこの世の何もかもを強く強く恨んだ


腕を捕まれ店の中へ

皆座り異様な雰囲気だった…

とりあえず親父のと同じ物を注文して待つ

親達は気まずくないようたわいのない話をしていたが

とても気まずく一言も話さなかった。

運ばれて来たのはステーキだったけど無理矢理食べた。

お店を出て帰ることに

運転は交代でするらしい


車に乗り眠気が遂に限界を迎えたらしく起きたら家の中にいた…


部屋の中に兄が居た。

おそらく見張りだろう

起き上がろうとしたけど体全体に痛みが走った。


常に見張りがいて何処にも行けなかった。

受け入れるしかなかった…