現役ドラフト

 2022年度から、NPBでは「現役ドラフト」という制度が導入されました。

 2023シーズンではこの制度によって移籍した、阪神・大竹耕太郎投手(28)や、中日・細川成也選手(25)など、チームの勝利に大きく貢献した選手も生まれており、プロ野球ファンにも現役ドラフトの認識がさらに広がりました。

 

     

 

 

  しかし。。。。

 「そもそも現役ドラフトの仕組みがよく分からない」、

 「野球ファンには常識のように広まっているため、今さら現役ドラフトについては

  聞けない」

  なんて方もいるのではないのでしょうか。

 

 今回は、そういった方たちの為に、改めて「現役ドラフト」について説明していこうと思います。

 

 

 そもそもなぜ「現役ドラフト」が行われるのか

 

 現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させることを目的としています。

 

 たとえば、Xチームに所属するショート・A選手は、ポテンシャルがあるにも関わらずほかの選手の層が厚く、試合の出場機会に恵まれません。そして、Yチームはショートの選手が不足しており、補強ポジションとして挙げられています。

 このような時、Yチームはショートの選手を補強するために、A選手をXチームから指名し、獲得することができます。

 これが現役ドラフトの存在する理由です。

 

 

 

 現役ドラフトの仕組み

 それでは、現役ドラフトの仕組みについて説明していこうと思います。

 現役ドラフトには、3つのルールが存在します。

 

  ① 指名対象の選手として、各球団2名以上の支配下登録選手の名簿を提出する。

    各球団は、最低2名以上の選手名簿を提出する必要があります。

    この名簿に載る選手は、主にその球団が「放出しても構わない」と認識している選手ともいえるでしょう。

    また、名簿以外からの選手を指名することはできません。

 

  ② 各球団最低1名の選手を指名しなければならない。

    各球団は少なくとも1人の選手を指名する必要があります。

    したがって、最低でも12名の選手が移籍することになります。

 

  ③ 指名対象から除外される選手も存在する。

    以下の条件を満たす選手は、指名の対象から除外されます。

    ・外国人選手
    ・複数年契約を結んでいる選手
    ・年俸5000万円以上の選手(1名に限り5000万円以上1億円未満も可)
    ・過去にFA権を行使したことのある選手
    ・FA有資格選手
    ・育成選手
    ・前年のシーズン終了以降に契約譲渡で獲得した選手
    ・シーズン終了後に育成から支配下になった選手
 

 

 

 現役ドラフトの指名順

 現役ドラフトは、通常のドラフト会議とは異なった形式となっています。

 

 まず、指名前に12球団が獲得したい選手を挙げ、その中で最も人気の高かった球団が最初に指名することができます。

 

 それ以降は、選手を取られた球団順に指名権が移っていきます。

 例えば、最初の球団がAチームの選手を獲得した場合、次にAチームがほかのチームの選手を指名することができます。

 

 二巡目以降の指名は、一巡目と逆の順番で指名を行います。

 

 

 要注目!!今季の現役ドラフトの日程は?

 今季の現役ドラフトの日程は、まだ未発表です。(9月26日現在)

 昨年の現役ドラフトは12月9日(金)午後1時から開催されており、今季もこのあたりに開催されると予想されます。

 

 大注目の現役ドラフト、今年はどの選手が活躍の場を移すことになるでしょうか。