綾辻行人の小説が好きです。なぜって、読みやすいから。といっても、「十角館の殺人」のほか、「緋色の囁き」と「殺人鬼」くらいしか読んだことはないのだけれど。

先日、ふらりと立ち寄った、札幌駅の西口にある大きな書店で、何とはなしに目をやった棚に、「Another」というタイトルがついた本を見つけた。全てを見透かすような、青い瞳の少女が描かれた表紙に思わず目を惹かれて、手にとってみると、それは綾辻行人の作品で、それからようやく、そんなタイトルの作品が最近、アニメになるという話を聞いたことを思い出した。綾辻行人ならファンタジー(という表現は不適当かもしれないが)にはならず、あくまでミステリーであろうから、それならアニメよりもドラマか映画が良いだろうにと思いながら表紙をめくると、来年に映画化されることが決まっているらしい。意味もなく、そうかそれならと納得して、買ってみることにした。読み進めていくうち、確かにまあ、どことなく、例えば数年前に話題になった涼宮ハルヒシリーズに似た感じを受けて、いや、あの作品のようにSFチックではないにしても、ある種のライトノベルに分類される書き口に似たものを感じて、そういう意味ではアニメ化というのもあながち間違いではないのかなと思いもした。まあ、キャラクターデザインはいとうのいぢよりも、原作の表紙絵のタッチを活かして欲しいなと個人的な感想を抱いたけれど。

ところでこの作品、結構なメディアミックスを展開しているらしく、原作のほかに先のアニメ、映画、それから漫画化もしているらしい。綾辻行人の作品にしては珍しく(といっても、前述の三作品以外を読んだことはないが)、普通の高校が舞台ということで、情景が想像しやすくて、多くの人に受け入れやすい舞台設定となっているので、市場うけはそこそこ良いんじゃないかと思う。買ったばかりの上巻ももはや読み終えてしまいそうなくらいなので、是非ともお勧めしたい一作。これから目にする機会は増えると思うので、一度手にとってみて欲しい…ってなんだこのレビュー記事w

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ぼくのおうちには、よるになるとおばけがでます。一かいにあるおへやから、ウウーンとか、ヘヒィーとか、ゴォーっていう大きなこえがきこえてきます。おかあさんにきいたら、あれはおばあちゃんのいびきだよっていいました。おばあちゃんはいつもやさしくてぼくはだいすきなんですけど、よるのおばあちゃんはこわいなとおもいました。でも、おかあさんが、おばあちゃんはおなかが大きくて、ゴォーっていってるおばあちゃんはトトロみたいだっていいました。だから、ぼくのおばあちゃんはトトロです。トトロだからこわくありません。ぼくはおばあちゃんのことが、もっとすきになりました。

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そんなわけで上席との妙な縁を感じたところで、また今日も昔の話を聞いてみたけど、やはりというかなんというか、あまりいい思い出はなさそうで、だからかえって、いま責任ある立場で活躍しているYさんが輝いて見えた。僕も端から見れば、きっとあの頃より幾分、目に生気が戻っているのじゃなかろうか。

ちなみに先日、事業部が解散するという話をした際に、あろうことか僕は「このたびめでたく」などという枕詞をつけてしまったわけだが、冷静に考えて見れば、結果次第ではやはり、喜ばしいことのように思える。Yさんの話であの会社の体質は筋金入りだと更に強く感じたし、今回の親会社への吸収によって、「膿」が出て少しは正常化するだろうし。あまりにも、「努力するほど報われない」会社だから。

そんなわけで、経営方針として掲げていた倫理とやらを最後の最後に果たせるであろう会社には、解散の際に元気よくタイトルの言葉を叫んでいただきたい。

「解散しま~す、解散!」


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