11

約束の日。マリナの外は電球で装飾されている。

白い息を吐きながら杢とマドカは店に入り、

席に着く。

店員さんに合図をし、

マドカ「あっもうオーダーしていいですか?」

   「アモーレ(コース名)でお願いします」

2人でシェアして食べるイタリアンのコースをオーダーした。

杢「トマト嫌いなの?」

マドカ「そんな事ないよ!」

 

好きなサラダ、パスタ、ピッツァを選んだ。

 

ーーサラダが届いたころーー

 

マドカ「あの時、杢ちゃんが引っ越ししたの悲しかった~」「最後にくれた万華鏡大事にしてるよ~」

杢「マドちゃんよく泣いてたからうちの親が用意したんだよ」

マドカ「あれ本当に助かったよ~のぞけば綺麗な世界だし」


カルボナーラの匂いが漂う

マドカ「万華鏡ってね、灯台の光をより遠くまで届かせるために鏡の組み合わせを色々試してる間にできたらしいよ」

杢「そうなんだ・・・大人になってから会えてよかったよね・・・あのさ。。。これからも会わない?」

 

マドカの顔が少し曇る

杢「ああ!ごめん!無理ならいいんだけど!」

マドカ「そんな事・・・」

 

12

仕事をがむしゃらにこなしている杢。仕事終わりにリュウセイと合流して、Lampで飲んだのちOZON1に行った。

大きな音、たばこの匂い、客の熱気で楽しい空間が出来ていた。

そこで杢は派手な格好のマドカを見かける。知らない男に絡まれていた。

それを見た杢は話しかける

杢「ちょっとおたくマドカの知り合い?」

男「・・は?」

マドカは杢の目を見ながら

マドカ「お兄さん誰?かっこいいね~」とへらへらしている。

杢はマドカの手を引き

杢「ちょっと来なよ」

リュウセイに向かって

杢「今日はごめん急用」

リュウセイ「お、おう、ちょ!」

 

杢はマドカの手を引き店外へ

 

杢「ねぇ分かってんの?」

少し怒った口調で言った。

マドカは分からない顔をしたのち急に倒れる。

杢「ええっ!」