村の壱番屋(いちばんや)ケイシの家に、
6人とその親とそして村の人々が集まり、
役ごとの衣装(いしょう)に着替(きが)える。
外はとても晴れた日、鳩(はと)の声「ほーほーほほー」となき、後半が和音(わおん)になる鳴き方。
出発は15時予定、マドカは浴衣(ゆかた)の様な町娘の格好(かっこう)に赤い口紅(くちべに)、子供達はみんな昔の村人の格好で準備(じゅんび)をする。
着替(きが)える順番が少し後だったマドカは、ケイシの家をこっそり、今で言うところのルームツアーをし始めた。
長い廊下のさき、どんつき右の部屋は和のような洋のような扉があり、それに惹(ひ)かれてマドカは部屋の中を覗(のぞ)きはじめた。
キィ、、、(扉をあける音)
中には絵が一枚置いてあるだけの薄暗(うすぐら)い部屋だった。
そこへ、後ろから「どこの嬢(じょう)ちゃんかな?」と
ケイシのおじいちゃんらしき人に声をかけられた。
マドカ「あ、ごめんなさい、、、」
おじいちゃん「ここの部屋はな、男しか入れん部屋やぞ」
「ケイシは入れるけど、妹は入ったことはないからね、
あかんよ」
マドカはあたまを下げると、走って着替える部屋に戻った。
体育座りをし、順番を待つ、剥(は)がした瘡蓋(かさぶた)からは少し血が出ていた。
