週刊誌を買うのは数十年ぶりか。

佐藤優さんの米大統領選挙やトランプへの見方に興味があったからだ。

 

ハマス・イスラエル戦争を招いたのは「イスラエルではなく、アメリカの衰退にある」これはわたしが3冊の本で語ってきたアメリカの崩壊と同じ意見だ。

佐藤さんは神学の専門家であり、アメリカのキリスト教への視点も鋭いが私は若干違う見方をしている。

妊娠中絶反対派と容認派との対立が大統領選挙の大きな争点になるという見方は正しいだろう。

当初レーニンは「テロリストの兄の復讐を誓う復讐鬼」、スターリンは「売春宿の経営者」というイメージで「こんなやつらに権力が取れるわけがない」とみなされていたが、ロシア革命が起こり、その権力を70年維持した。これも佐藤氏なりのロシア史に精通している人の見方で興味深い。

つまり、当初不動産開発業者やテレビのリアリティーショーの司会者なんぞとバカにされつづけてきたトランプが実は4年間、一つも戦争を起こさず、経済の繁栄を続けた大統領であった事実から現在「トランプ革命」が起きている最中だろうとの見方をしていることだ。