(シカゴ発 11月17日オフィス・ファウンテン発信 ファウンテン・メディア・チーム 安達祐子 山中泉)

 

Fox News, 2022年11月16日の記事)

水曜日、複数の保守系ツイッターユーザーが、「アメリカの少子化対策として、現在国内にいる1100万人の不法移民に市民権を与えるべき」と主張した民主党のチャック・シューマー上院院内総務を非難した。

シューマーと民主党は中絶を支持しながら、出生率の低さに不満を持ち、その問題を解決するために不法移民に市民権を与えようとはなんという皮肉だろう。

シューマーは連邦議会議事堂の外で記者会見し、「今はかつてないほど労働者が不足している。これは以前よりも出生率が下がっているからだ」と語った。

「アメリカの素晴らしい未来のためには、移民とドリーマー(親に連れられて不法入国した未成年者)をすべて受け入れることが必要だ。我々の究極の目標は、ドリーマーを助けることだが、1100万人いるといわれるすべて不法移民にも市民権取得の道を開くことだ」

ソーシャルメディアの保守論客の間では、シューマーが本気でそのような主張をしたことが話題になっている。

News Busters(メディアの偏向報道をチェックする保守系サイト)の編集長ティム・グラハムはこのような主張をするのは明らかに皮肉だと指摘し、「アメリカ国内の出生率を減らすために、プランド・ペアレントフッド(全米家族計画連盟)へ資金提供しているのに」とツイート。

保守派の政治戦略家グレッグ・プライスは、「家族を持たず独身でいることを勧め、子供を持つことは環境を破壊だと主張し、中絶を道徳的に正しいと推進している。そして、少子化になった今、解決策として、第三世界から人を輸入することを推進している」

そして、「チャック・シューマーは1980年代から政治の世界に身を置き、私のような若い世代が家庭を持つことができないような経済状況を作り上げてきた」と非難した。

スポーツキャスターであるトニー・ブルーノはツイッターで、シューマーに対しこう話した。「移民に市民権を与えるよりも、記録的な数の中絶を禁止し、民主党が主導権を握る都市部での黒人同士の殺人を減らすための対策をしたらどうか」

中絶反対派のLifeNews.comのツイッターアカウントも「中絶を促進することをやめるべき」と発言している。

「シューマーは、アメリカ人を移民に置き換えると言っている。メディアは、それはあり得ないと言っているが…」

保守系のインフルエンサーのスティーブ・オートリーは「おかしいな、民主党は、国民を入れ替える政策というのは陰謀論だと言っていたはずなのだが…」

フォロワーの多い保守アカウント、コロンビア・ビューグルはこうツイートした。「今こそ共和党は、民主党の過激な人口動態と国境開放計画に反撃する時だ。共和党は、不法移民の入国停止、全長2,000マイルの国境、大量の強制送還を、共和党のマニフェストにすべきだ。#アメリカファースト

元共和党下院議員候補のバリントン・マーティン2世は、シューマーこそが少子化の醜い現実の体現者だと語る。「ロー対ウェイド裁判以降に中絶された2000万人の黒人の赤ちゃんが、1100万人の移民に取って代わるのだ」

 

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