(ニューズウィーク誌10月28日号)

(シカゴ発 1月30日オフィス・ファウンテン発信 ファウンテン・メディア・チーム Miki Ito 山中泉)

 

(以下ニューズウィーク誌参照)

トランプ前大統領は、ペンシルベニア州で24万枚以上の投票用紙が身分証明書の検証を経ずに投票者に郵送されたとSNSで公表した。

トランプ氏は金曜日、SNSのトゥルースソーシャルに以下のように投稿した。

「ペンシルベニア州で24万枚以上の未検証のままの投票用紙が発送され全く杜撰だ。民主党は、犯罪の急増、記録的なインフレ、エネルギー戦争などへの解決案を示せず、例のゲームを始めたようだ。幸いなことに、偉大な愛国者や州議会の議員が非常に注意深く監視している。用心しよう。そして投票だ!」

この投稿は、ペンシルバニア州共和党の15人の州議員たちによる訴えについて基づいている。

彼らは10月25日、「2022年郵便投票データの記録」によると、検証されないままの投票用紙が10月21日時点ですでに24万人の有権者に送付されたことで、リー・チャップマン州務長官代理に書簡を提出した。

「これら膨大な数の票は、法に従い有権者が身分証明書を提示されない限り、2022年の総選挙ではカウントされず、はじかれなければならない」と書簡に記している。「未検証の投票用紙の多くは、単に数字や字の転記ミスによるもののようではあるが法は完全性を求めている」

ロイター通信が金曜日に報じたところによると、ペンシルバニア 州務省は共和党議員らの主張を否定し、「誤った情報」であるとした。また、同州政府の広報官が「24万の未検証投票用紙に対する言及は、州法や州のデータや郡の業務進行に対する誤解によるものだ」と述べた、と同じくロイターが報じた。

また、ペンシルバニア州政府は、木曜日現在で、「有権者の身元確認がされていない投票用紙の申請が州全体で約7,600件しかない」と発表している。

ニューズウィークとロイターは、24万枚の投票用紙が未確認の有権者に送られたのか、ペンシルベニア州で未確認の投票用紙申請が推定7600通あるのか、独自に確認することができなかった。ロイターによれば、選挙後6日以内に有権者の身元が確認できない場合、その票はカウントされないという。

 

Newsweek