たっちょん下手くそ払拭委員会(アメ限記事ですがPart4まで更新)

黒丸ドラマ化委員会のNOIR(18話)

全部、途中ですが、

突然亮ちんで、なんか書きたくなりまして
自家から帰る電車で書きました。
時代物でやんす。

昨晩のたっちょんのエロスと違って、ちょいと
いい話になっているはずー。どーかなぁー。


時代劇 瑠璃のかんざし スタート








「錦戸屋の若旦那は遊んでばかりでイカンわ」
「そうでんなぁ~先代の旦那さんが亡くなりはってから、
余計酷くなったんと違いますか?」
「大店やけど、まぁ潰れんのも時間の問題でっせ。」

大店の廻船問屋錦戸屋の若旦那、錦戸亮左エ門。
城下町一番の大棚の長男で、先代が亡くなった今は
旦那として店を切り回しているはず………だった。

しかし根っからの遊び人で、先代から勘当同然で若隠居。
今店は小さい弟が継いでいる。

勿論小さい子供に何が出来るという訳でもなく、
実質、先代からの番頭が切り回している状態だった。


「じゃあ、ワシ出かけてくるから!」そう言って
番台から金を毟り取ると無造作に懐に入れる。

「待ってくださいまし若旦那!ちょっとは店のこと
気にかけて下さらないと、わても困りますわぁ。」
「店の事はお前と弟でやってくれたらええ。」
「ちょっ!」
草履を引っ掛けて急いで追いかけるも
亮左エ門の姿はもう消えていた。





亮左エ門は小間物屋の店先でかんざしを見繕っていた。
「またどこぞの娘に差し上げるんで?お盛んですなぁ~」

「まぁな!当たり前や人生楽しまな損やで?
 もっと洒落たんは無いんか?値はいくら張ってもええ。」


「そうで御座いますねぇ、じゃあこれなんかいかがでっしゃろ?
南蛮の瑠璃細工をあしらった品でございます。」
「お!ええやん!これ貰うわ。勘定は店の方に言ってや。」
「はぁ、そうさせて貰いますわ、毎度おおきに。」

懐にかんざしをしまって、足早に何処かに向かう。






一軒の反物屋の前で立ち止まった。
しばらくの間、懐の中のかんざしを握り締めていたが、
決心が付いたようにのれんを上げて店に入り
「○○おるか!」
店の奥に向かって大きな声をあげる。


パタパタパタ軽い足音が聞こえて若い娘が出て来た。
この城下町でも噂になるほどの美しい娘で、
有名な浮世絵師の小町連作の錦絵でも描かれたほどだ。


亮左エ門は嬉しそうに笑うと、懐に入れた手を出して
「これ、やるわ!」と言った。

「これは?」
「瑠璃や、南蛮の瑠璃細工やで、お前にやる!」
○○は手の上のかんざしをかえすがえす見つめると
目を上げる。目は少し悲しげ潤んでいた。


「なんや、嬉しないんか?」
「亮左エ門さん‥‥‥あたしお城に上がる事になった‥‥」
「え‥‥」
当時町の大店の娘が、嫁入り修行の一環として
お城の女中に上がることは良くある事だった。
しかし○○は町でも有名な美人、お城に上がれば
殿様の目に付く事は決まったようなものだ。
だがそうなると、この店も藩御用達として繁盛間違い無し。
一族郎党今後の生活は保証される。



「ええやないか‥‥‥‥」
一瞬、顔をふせて寂しそうな声色になったが

「良かったなぁ~。このボロい店も潰れんですむで!」
顔を上げた亮左エ門の顔は満面の笑みだった。

「止めてくれへんの?」
○○はかんざしを握りしめて小さく震えている。

「なんでワシが止めなあかんねん。アホか!
さっさと城でもどこでも行ってまえボケ!」
亮左エ門はさっさと店から出ていく。

「亮左エ門さんのアホ!」

○○は泣きながら後ろ姿にかんざしを投げつけた。
カラン‥‥‥小さな音を立てて瑠璃が2つに割れた。






その数日後の夕方、川辺に人だかりが出来ていた。
びしょ濡れの子供が噎せながら水を吐いている。



「‥‥‥‥子供を助けるために川に飛び込んだらしいで」
「ほんまかい?あの遊び人の‥‥」
「水の流れに巻き込まれてな‥‥子供だけどうにか岸に上げて」
「なんや、ちゃらんぽらんな男かと思てたけどなぁ……」



筵には亮左エ門の亡骸が横たわっていた。


涙ながらに葬式の支度をする番頭が

亮左エ門の着物の襟の返しに、小さく畳んだ
○○の錦絵が縫い込まれていたのを見つけたのは

○○が城に上がった次の日の事…………


空の高い晴れた春の日だった。









p.s

亮ちん、ごめんコロしちゃった!
最近エロイことばかり考えていたんでリハビリです。
純愛な感じをぶっこんでみました。

あれ!?
また丸じゃなかった…………。
丸は大好きなんで、逆にさくっと考えられないのよぉ。




「なんや!わし時代劇でもいけるでぇー!パーン!」