妄想劇場 番外編 えーDVD発売間近祭り開催中!
スンマソン本編サボり中(笑)













「なぁ、俺を自由にしてくれたら
  お前の願い事なんでも叶えたるわ、せやから………」



今朝庭先で捕まえた綺麗な鳥は
月の光の中で綺麗な男になっていた。

真鍮の鳥籠の中の止まり木に
脚をプラプラさせながら座っている。



「見えとるんやろ?俺のこと?」



男は少し詰め寄るような口調で私に言う。

赤と黒のフワフワとした羽毛の様なニットに
細い革のパンツ。
キツイけど綺麗な目元に
グミの実を齧ったような赤い唇。






「あなたは?誰なの?人間?鳥?」


「俺は、すばるや。それ以外のなんでもあらへん。」
「お前、叶えたい願い事ないのんか?
    まぁゆっくり考えたらええ………」


小松菜の葉っぱを小さな前歯で
齧り取ってプッと吐き出すと、藁の寝床にゴロッと横になる



「ゆっくり………考えたらええ………」



そう言って黒い宝石のような瞳を閉じた。




願い事………そんな物無かった
毎日毎日退屈な日常の繰り返し。
ただ無難に過ぎていくだけ、何も望まない。


でも……………


彼をずっと鳥籠に閉じ込めていられたら………
この、美しい男を自分だけのものに出来たら……



今の私の願い事はソレだけ

















明け方、綺麗な声で目が醒めた。

まだ薄暗い窓辺の鳥籠の中、
冷たい真鍮の檻に手を掛けて
カーテンの隙間から空を見上げて唄っている。





Oh baby baby この部屋抜け出して 抜け出して

Oh I 'm crazy crazy 裸足で駆け出して

間違うことさえ僕らには まだ見ぬ世界へのつばさ

遠く遠く続くこの道は どこへどこへ僕らを運んでいくのか

いつかいつかいつか見えるかな 

遥か遥かにじむ空の向こうを………





すばるの背中に大きな力強い翼が見えた………ような気がした。



「ねぇ!」

「あん?なんや、決めたんか?願い事。」










私は小さな真鍮の留め金を外して、鳥籠のドアを開けた。

すばるは、振りむいて赤い唇をキュッと上げて笑うと

「本当にええんか?」と言う。




「ええ、お願い!」




すばるの背中に、
さっき見た赤い翼が広がる。

数回羽ばたくと、
鳥籠から飛び出して窓の隙間から空に飛び立った。


私の身体が軽くなる、
退屈な日常に押しつぶされそうだった身体に
エネルギーが湧いてくる…………






そして……私は初めて自分の翼で羽ばたくのだ。








青いどこまでも澄んだ空に、


真っ赤で宝石の様な黒い瞳の
力強い美しい鳥と、


おぼつかない羽ばたきで追って飛ぶ
白い綿毛のような鳥が、


並んで飛んで行く。


遥か遥かにじむ空の向こうを。















p.s.

ちょっとファンタジーテイストになっちゃいましたよー。
すばる鳥さんにしちゃいましたー。
「あ」の時の赤い鳥思い出しましたよ。





でもイメージはfightの渋やんね♡
歌は パッチやん、めちゃくちゃやん反省。


そういえばアタシのブログの検索ワードに

渋谷すばる 監禁小説

ってのがあったんだけど、これそうですかね?
一応鳥篭に監禁!
満足してもらえましたかね?どお?