妄想劇場NOIR 14
事件は会議室で起こってるんじゃない!
現場で起こってるだーという訳でー
今日はそういうお話です。
今回はたっちょんが出てきますお。
(先に誤っときますが少し微妙なキャラです。
でも後に見せ場を作るんで許してちょ)




妄想劇場NOIR 第一話はここでーっす。







「害者の直接の死因は?」

「死因は首の裂傷による………失血死だそうです。」
真っ青な顔でえづきながら報告する。



クスクスと笑い声が起こり、
緊張が溶けたのか彼も一緒に笑った。



彼は大倉忠義
人懐っこい笑顔が魅力的で婦警にも人気がある。







しかし、
大きな図体をして肝が座っていないと
先輩刑事に怒られっぱなしだ。
特に血が苦手で、
今日も検察医の報告書を読んだだけで貧血を起こした。

今も思い出すだけで酸っぱいものが込み上げる………‥






「腹の傷は?あれはどないやねん。」
「ヘラヘラ笑ってるんちゃうで、お前。」





渋谷の声で一瞬にして現実に引き戻される。

あの人苦手やわぁ………

そんな事を思いながら報告を続ける。





「えーっと………腹の傷は死因とは関係ないらしいです。
 あれは………死んでから切られたらしくて………ウッ………」



「で、札はぁ?」



「札は‥‥‥全て一万円札で………腹ン中に……全部で27枚……」

「あと……耳が………ウッ……」

ここまで言うと大倉は、
口を抑えて部屋を飛び出していった。






「あいつ大丈夫なんかぁ?」
「またやでぇ」
「しょーもな………」


古参の刑事の嘲笑が響く。







ガンッ!!
渋谷が会議室の長机を蹴り上げて

「お前らも笑ってる場合ちゃうで!」
と他の刑事を睨み付ける。











他の刑事が慌てて
大倉の報告を引き継いだ。






「右耳が、切り取られとったそうですわ。
  現場からは見つかっとりません。」



「犯人が持ち帰った可能性が高いです。」













p.s
はーい。たっちょん出てきましたあ!
渋谷ンとたっちょん。

素行が悪い、格好もいい加減でも実は結構できそうなベテラン渋谷ン、
まじめ、爽やかでも少しヘタレな新人刑事のたっちょん。

これはバディになるしかないっしょ!

てな訳でコレからコンビで頑張ってもらう予定っす。

なん刑事ドラマになってきましたが
主人公は一応丸なんで!
これ別サイドのお話ね。
もち関係あるけど!