妄想劇場東京ライブ特別編   











もう嫌だ!

バンッ!!!
○○は書類を机に叩きつけた。
大きな音がして何人かが振り返って○○を見る。




「○○君イライラしてないでぇ~仕方ないじゃないの、
客先の要望に答えるのが我々の仕事でしょ?
カスタマーサティスファクション、CSだよ。」
ナナナ課長がなだめるように声をかけた。



そりゃあ頭では分かっているけど………
「でも、納期の2日前に仕様変えるとか
   どうかと思いますけどね…………」
○○は口の中でモニョモニョ言う。






「なんか言いましたぁ?」
ナナナ課長の、のんびりした声が余計頭に血を上らせる!




客先の無理な要求で○○所属する企画課のメンバーは
土日返上で仕事に追われていた。

そう、あたしだけじゃない………みんな休日出勤だ。



でも………





「ちょっと頭冷やしてきます」
そう言って○○はコーヒーのベンダーのある
オープンスペースに休憩に立った。



ポケットからスマホを取り出し、
カレンダーを表示して見つめた。
この土日にはハートのマークが付いている。


そう、この土日は丸と温泉旅行に行くはずだった。
二人で初めての旅行、露天風呂付きの客室を予約して
のんびりと過ごす予定だったのに!




「お疲れ様、がんばってや」
朝イチで丸から来たそっけないLINE。
温泉旅行ドタキャンだったし………怒ってるのかな?




ふう‥‥‥○○は、ため息をついた……



その時
手の中のスマホが鳴った、丸からの着信だ。
慌てて電話に出る。



○○「もしもし」

丸「今仕事中やった?ごめんなぁ」

○○「ううん、今休憩してコーヒー飲もうと思ってたとこ。
     こっちこそ、旅行ごめんね。」

丸「うん、ええねん。本当は残念だったけど‥‥‥」

 「そうそう、コーヒーまだ飲んでないよね?」

○○「うん、まだだけどなんで?」

丸「良かったぁ。少しだけ、会社の玄関っとこまで出てこられへん?」

○○「う、うん」





○○は慌てて会社の玄関まで、階段を駆け下りる。

丸が玄関の前で手を降っていた。





○○「どうしたの!!もうこんな遅い時間だし!」

丸「俺さ、○○の仕事ん事は何も出来へんし、
  なんか○○応援できる事ないかな?って考えてん。」



○○「うん」




丸「でさ‥‥‥‥」

















丸「粕汁作ってん! 暖かいで?
   これ食って頑張ってや?」



○○は、そんな丸の優しさがうれしくて涙が出そうになる。

保温ジャーを開けると湯気が立ち上った。

大きな野菜とお肉がゴロッと転がり出て、
頑張って作ってくれたんだと思う。



丸「美味しい?」



○○「美味しい!温まるね」
○○は少し涙声答えた。





丸「本当は、ギュッとして温めてあげたいんやで?」




丸はそう言って、
 突然○○を抱きしめた。





丸「来週は、一緒に温泉で温まろうな?」











p.s.

粕汁で妄想しました。
だってーしちゃうよね!
わたしの為に丸が粕汁作ってくれるっていうね!


ナナナ課長も出てきました!
安くんも部署にいたのかなぁー。
ええわぁ。