おしごとレポート@カウナス千畝記念館
せっかく自炊だからダイエット!!とかなんとか言っていたのに、結局「橋(こっちの日本文化愛好家サークル)」の友人と飲みに出かけてしまうおっかさんデス、こんにちは!!昨日は樽を使ったセンスのいい内装のバーでリトアニアビールをがぶがぶしてしまいました。食っては飲み食っては飲み(だってリトアニア料理旨いんだもん)、道楽の日々を満喫しておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は飲んだくれおっかさんの私を少しでも見直して頂けるように、記念館スタッフとしての私の一日の仕事をご紹介させていただこうと思い、筆を執らせていただきました!!ずずいと読んで、ぜひぜひ「あ、おっかさん意外にちゃんと働いてるな」と思っていただければ幸いです(^_^)
まず典型的な一日の流れを簡単に。
09:30 記念館開錠 来館準備開始 (整理整頓/清掃・ライトアップ・ツアーチェック)
10:00 記念館開館 オフィスで来館者のためのネタ準備
10:30 個人のお客様 ご来館・ガイド開始
11:00 ツアーで団体客来館 ガイド業務(日本語)
12:30 マネジャーとランチ@キッチン
14:00 ツアーで団体客来館 ガイド業務(英語・ドイツ語)
17:00 記念館閉館 翌日のツアー予定チェック 閉館準備
17:15 記念館施錠
☆来館準備☆
長い坂道と長い長い階段を上り記念館に着いたあと、一日の最初の作業は整理整頓&清掃です。シアタールームの椅子や物品スペースの品を揃え、トイレを掃除します。また館内の照明を付け来館に備えます。当日のツアー客の国籍及び言語、来館・滞在時間またツアー客の増減・キャンセル情報の確認をします。もちろんツアーの無い日もありますのでその場合はコーヒーでも飲みながらまったりします。
☆オープン・来館☆
早い時ではオープンと同時に、普段は10時半くらいにその日最初のビジターが来館されます。来館者の可能滞在時間を確認の後、ビデオ上映→館内展示説明の流れになります。個人のお客様に対しては基本的に押し付けがましく解説はしないで、お客様との会話の中で千畝や記念館、ユダヤに関して紹介していく形にしています。もちろん最後にプロジェクト製作のガイドブックの紹介は欠かしませんが(笑)
お客様が館内におられない時間、僕はデスクで千畝・ユダヤ関係の本を読んだり、ネットでプロジェクトブログを更新したりして過ごします。時には庭に落ちてるリンゴの掃除や草取りなんかもしたりします。
☆ツアービジター来館・解説☆
ほとんどが日本からのお客様ですが、イスラエル・ポーランド・アメリカ等多くの国々からお客様が当館に訪問されます。僕の仕事は主に日本人を担当していますが、常駐スタッフが僕を入れて2名なので、たいてい英語ツアーも担当することになります。ちなみに昨日はドイツからのツアーで38名がご来館され、5割英語+2割ドイツ語+3割ボディーランゲージで解説しました。
英語での解説業務は日々「あーーーーー!もう、ちゃうねん、もっとこういった感じで表現したいねん、ぐはー」と反省の日々が続いておりまして、空き時間にはTOEICの問題集の中の表現分野を眺めながら使えそうなフレーズを拾っています(でもいつもなんで英語ってこんなに断定表現とか押し付けがましい感じの言い方しかないの!?なんて思ってます。) ツアーのお客様が外国籍の場合、朝の準備や前日にその国の挨拶(ようこそ!とかありがとう!とか)をチェックするようにしています(←ウケがええねん、これが)。
☆忙しランチ☆
基本的にふたりで勤務なので、本当は片方ずつ昼休憩に入るべきなんですが、僕もマネジャーも一人ごはんが好きではないので、来客の合間やDVD上映中にささっと二人で食べます。この結果ランチの時間は来客のタイミングによるので、12時にランチの場合もあれば15時くらいになるときもあります。14時過ぎるともう頭の中は「めしめしめしめし….」といった感じです。特に午前に英語ツアーを担当すると正直飯なしでは無理、ブドウ糖を摂取したい気分でいっぱいになります。たまに日本からいらっしゃった方が「頑張りやー!」と日本の飴なんかをくれたりするので、すごく助かっています(糖摂取的な意味で)。
☆閉館☆
翌日のツアー予定をチェックして、照明やTVパネルなどをオフに、そして戸締りをしたら閉館です。今日もお疲れ&また明日といった感じで帰宅します。ちなみに僕はヴィタウタス・マグヌス大学の好意で同大学の寮の一室に住ませてもらっています。記念館からは行き7分(坂道的な意味で)、帰り5分といったところで、本当に近くて助かっています。帰宅後は洗濯→自炊→まったりの日もあれば友人たちと疲れを癒しに一杯飲みに行くなんて日もあります!!
さてさて、いかがでしたでしょうか??ついつい熱が入って自分でも引くぐらいながーく書いてしまいましたが、記念館業務に関してだいたいまるっと説明できたように思います。見直した??いやーありがとうございます☆ 本当にこんなに仕事してんの??と思った方、ぜひぜひ僕の仕事ぶりをチェックしに、在リトアニア杉原千畝記念館に足をお運びください!
次回は場所がわかりにくいと評判の当館の、駅からの行き方をご紹介したいと思います。う~ん、ブログじゃなくてHPにコンテンツ整備したいですなぁ。担当笹川ヨロ!
それではまた、iki!!