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Photo by Semmei

旅の記憶


雨の日も風の日も行ける地下街で、今回のクリマvol.36出展者の作品が展示されます
次のクリマのチラシも置いてあるので期間が短いけどぜひ見に行ってくださいね。

★開催場所:セントラルパーク地下街
(地下鉄久屋大通駅改札出てすぐの壁面ギャラリー)

★開催日程:5月31日(水)-6月6日(火)

 

衣装&きのこ 古田直文
モデル 椎名真夕
カメラ 久保倉 千明
お手伝い 中島法晃
ロケ地 本巣市森林セラピー「NEO桜交流ランド四季彩の道」
 
ちょこっとだけ写真UP!!
  
言葉にならないくらい楽しかった!
探し物を見つけるように、誰にも支配されず、シャッターを切る
自由で楽しくて難しくて,でも無限だと思う!

 

久々の自己満足に酔う2017春

 








 

今日は父と母の命日

  

 

母親の葬儀で2年ぶりに実家に帰るため、空港に向かった時の写真

もう二度と聞くことのない

「おかえり」がずっと頭の中で聞こえてました

 

 

悲しくて情けなくて、自責の念にかられた道だけど

13年たった今、この道を独りで歩いていない

生きていてよかった

 

匂いが思い出を蘇らせてくれる

頭の奥にあった独特の匂い、猥雑な音、肌にまとわりつく重く熱い風、空気が濃い、毛穴が開いて喉が渇く

この色気につぶれてしまいそう

  

 

間違いなく自分はここにいたという証拠

世界は自分のいないところでもちゃんと流れている

自分のいない場所は「無」で自分のいる場所だけ動いていると思うことがたまにある

【お知らせ】
3/1~10日間くらいお休みをいただきます
ケイタイもパソコンもネットもしないと思います
別に病んでいるわけではなく、スマホやネットに支配されている世の中の方が病んでいると思います
全てを知る必要もないし、全てを見る必要もないし、すぐに正解しないといけないということもないと思います
僕が探しているものはネットの中にはない気がします
 

誰にも支配されない時間の中で
もっともっと飢えて、もっともっと渇きたい

 

 

妹みたいなすずむらあすかのパフォーマンスの撮影
もう何回撮っただろうか?
完成もいいけど、始まる前の不安な顔、直前の集中、最中の光に包まれて生き生きした顔、終わった後の陰での絞りきった顔がこれからも撮れるといいな
いつも撮らせてくれてありがとうございます

 

 

5年前に買ったカメラバッグ、5年間、7キロ以上の機材を入れて持ち歩いてて
壊れては駅前のカバン修理屋さんへ持っていって修理してもらったけど、いよいよ限界がきました
いつもがんばってくれてありがとう
心の中でガッツポーズした瞬間も、悔しくて悔しくて泣きそうなくらい情けなかった瞬間も、体の一部になっていて、未だかつて一度たりとも「重い」と思わなかった

お前は最高のカメラバッグだ

ゴミの日に出すなんて出来そうもない











写真は来週からの写真展で展示する予定の写真
その人は、僕より12歳年上でとても変人でしたが
今の僕にとてもとても大きな影響を与えた人です
年に一回くらいしか会えなかったけど、僕が写真で食っていくって言ったら
半年に一回は電話をしてくれて
「ちゃんと生活してるか?」
「早くいい人見つけて結婚しろよ」と声をかけてくれました

彼の仕事場の机の上には僕のポストカードが飾ってあったそうです




小学校2年生の時
なぜか理由は分からないけど「死」と言うものにとても疑問を持ってました
「人はなぜ死ぬのか」「死んだらどうなるのか」そんなことばかりを聞いていた僕にある日、父親は名古屋の人ごみの中に僕をつれて行き、帰りに三越の中の喫茶店であんみつとババロアを食べて帰ってきました
何を話したのかを全く覚えていないけど唯一覚えているのは
「せんめいが大きくなった時には、今日、見た人たちはみんないなくなるんだ」
その言葉だけはなぜか小学校2年生の僕に強く刻まれました

母親が死んだとき、いつも大きな声で笑い話しかしなかった親戚のおばちゃんが
僕にあった瞬間
「心配しなくてもいい、誰もが必ずこの道を通る」
と言ったこと



もっとその人の写真撮っとけば良かったな~
彼がこの世からいなくなってもうすぐ2年



人の生や死を封じ込めたような写真が撮りたい

滲み出る過去も、先を見る目も、その人の瞬間を切り取って人生を封じ込めた写真の中には
生も死も混在しているはず
その写真にはきっと言い訳のような説明も、第三者から答えを求める質問もないはず




この写真はナショナルジオグラフィックのカメラマンに褒められて、僕が写真で食べていこうと初めて思った一枚です