江田氏ら14人離党届=年内に新党、みんな分裂 2013年12月9日時事通信配信


みんなの党の江田憲司前幹事長ら党所属衆参国会議員14人が9日午後、離党届を提出した。この後、14人がそろって記者会見し、江田氏は年内に新党を発足させる方針を表明した。渡辺喜美代表ら執行部は除名を含む厳しい処分を検討、比例代表選出議員には辞職を求める考えだ。同党は2009年8月の結党から4年4カ月で分裂に至った。


離党届を提出したのは、党方針に従わず特定秘密保護法の採決で反対した井出庸生衆院議員や寺田典城参院議員らで、党所属議員35人の4割に上る。新党には、8月にみんなを離党した柿沢未途衆院議員(無所属)も参加する。
 

江田氏らは、国会内で浅尾慶一郎幹事長に離党届を提出。記者会見で江田氏は、離党の理由について「(渡辺代表が)政界再編の選択肢の幅を狭めた。自民党にすり寄り、与党化の動きが見られる」と説明。秘密保護法に関する渡辺氏の対応も「密室で安倍晋三首相と手を握り、賛成ありきの修正協議を推し進めた」と批判した。
 

その上で江田氏は「志を同じくする人たちと新党結成の準備に入る」と強調。「野党に課された使命は、政治理念や基本政策を一致させ、自民党に対抗し得る政権交代可能な政党をつくることだ」と述べ、野党勢力の結集に改めて意欲を示した。14年の政党助成金の受給資格を得るには年内の新党結成が必要で、江田氏らは新党の名称や体制の検討を急ぐ。


一方、渡辺代表は9日夜、記者会見し、江田氏の行動について「党内の議論に全く参加せず、勉強会にも代議士会にも出ず、本会議で造反し、挙げ句の果てに離党するのは本当に不可解だ」と批判。江田氏を除く13人が比例選出議員であることに触れ、「党に与えられた議席で、本当に信じ難い」と語った。

 
江田氏は、政界再編は党の存続が前提とする渡辺氏の方針に異を唱え、8月に幹事長を更迭された。その後も党の路線をめぐって2人の対立が続いていた。


◇離党届を提出したみんな議員
みんなの党に離党届を提出した国会議員14人は次の通り。(敬称略、()数字は当選回数、カッコ内は選挙区)
【衆院=8人】江田憲司(4)(神奈川8)、林宙紀(1)(比例東北)、青柳陽一郎(1)、椎名毅(1)(以上比例南関東)、井出庸生(1)(比例北信越)、小池政就(1)(比例東海)、井坂信彦(1)、畠中光成(1)(以上比例近畿)
【参院=6人】川田龍平(2)、小野次郎(1)衆(1)、柴田巧(1)、寺田典城(1)、藤巻幸夫(1)、真山勇一(1)(以上比例)




長いスパンでこの分裂劇を考えた場合、「どっちもどっち」という感じもするが、特定秘密保護法をめぐって安倍晋三のポチと成り果てた「腐った毒フグ」(渡辺喜美のことです)を思えば、「結構結構」と高みの見物を決め込むことができる。




江田憲が信ずるに足るかというと全然そうではないのだが、賞味期限どころか消費期限が完全に切れた「毒フグ」など、もはや信用も信頼も何もない。とっとと自分の毒が全身に回って逝ってくれや、と申し上げたい。


「比例区選出議員は議席を返上せよ」という論理自体は正しいが、「んなもん、代表のオドレの方が党の根本精神から外れてしまっとるやないけ、ダーホ」と切り返されれば、返す言葉もなかろうて。


なお川田龍平が離党したのは至極当然の話で、もともと毒フグに身を寄せたこと自体どうなのよ? と見られていることに加え、もし残留したのならいよいよもって変節漢と見なされるからだ。毒フグとこれ以上同衾を続ければ少なくともかの奥様が大変お怒りになるだろう(笑)。