昨日の続きです。
昨日はテニスを例にして、普段ダブルスやっている人がシングルスやると、それぞれ必要とされる力・技術が異なるはずなのに、ダブルスも上手くなる。という話を書きました。
これを本業に置き換えて考えてみます。
たもぞうの仕事は半導体デバイスの製造プロセスに関わるものですが、半導体プロセスは、ざっくりと言って、4つないし5つの種類の工程の繰り返しにより成り立っています。
わたしが担当するのはその中の一種類の工程であり、かつ、全部で数百工程はあるうちのほんの少しだけです。そうすると、どうしても自分の担当する工程さえ上手くいけばいい、という風になりがちです。
もちろん、自分が担当する工程に対して、きちんと要求通りの仕事をするのは当然ですが、まれに担当工程の要求スペックを満たそうとすると、その後ろの工程にしわ寄せが行くようなケースがあります。
少なくとも私の職場では、あからさまに自分さえできればそれで良いという考えの持ち主はいませんが、自分の担当工程の次の工程は何をしているのかを理解しなければ、そもそも迷惑をかけているのかいないのかも理解できません。
逆に前後の工程の中身を理解していれば、事前に察知し、両方のスペックを満たすことは不可能なのだから、全体最適化したときのそれぞれのスペックを改めて計算すべきではないか?という提言を早めにすることもできます。(聞き入れられるかどうかは別にして。)
無理やり卵料理を作るときに例えてみると、こちらがフライパンの材質やら火加減にものすごいこだわって最高の「卵焼き」を焼こうとしているのに、なんか全然うまくいかないなと思って材料を用意している人に聞いてみたら、実は「え?半熟オムレツ用だと思って牛乳とバターと少量の砂糖とあと秘伝の隠し味いれといたよ」みたいな例が実際に起きてしまうわけです。
(あんまり上手い例えじゃないです。やっぱり。。。)
ま、とにかく、自分の専門技術一本でなく、周辺技術も勉強することによって、間違いなく本業のレベルが上がります。
専門を一直線に深掘りするのが「I」型だとすれば、専門分野を一つ持ちながらその周辺のこともしっかり理解している「T」型の技術者を目指すべきだと思います。
まだまだ専門分野も周辺分野も勉強が全然足りないので精進します。
今日はこのくらいで。
いつもお読みいただきありがとうございます。