横綱朝青竜は、元横綱朝青龍になった。
引退記者会見のVTRをテレビで見ていたら、目頭が熱くなった。
なぜだろう、そんなに好きな横綱でもなかった。白鳳vs朝青竜の対戦のときは、白鳳を応援していたし。
朝青竜って、競技者としては超一流だったけれども、横綱としてはどうだったのか、とはよく言われることですが、記者会見のときにも、土俵に上がれば鬼になる、と言っていました。
土俵のうえのことしか知らなかったら、強い横綱、あんまり強くて憎たらしい、(かつての北の湖みたいに)という印象しか残らなかったのですが、何かと騒動を起こしたもんだから、ますますヒール役に磨きがかかってしまった感じです。
歴代3位の優勝回数を重ね、角界に旋風を起こし、一時代を築いたことには間違いありません。
ジャンクスポーツなんかに出演したときの朝青竜を見ると、やんちゃなところが残る若者というか、憎めない、好青年です。だって、横綱引退といっても彼はまだ29歳です。
 モンゴルの大地と青空のように天真爛漫な心を持ち続け、横綱という箱には収まりきらなかった性格だったのかなとも思えます。両親に対する想いを語った場面では声を詰まらせていました。モンゴルから呼んだ両親の前で横綱武蔵丸を負かした相撲が印象に残る一番で、嬉しかったこと、誇りに思うことと言っていました。
 ただ最後の幕引きがいただけなかった。泥酔して覚えていなかったにしろ、場所中に泥酔するほど飲むこと自体間違っていると思う。
 相撲は昔、神に捧げる神事であった、と聞いたことがあるような。横綱は角界の頂点に位置し、みんなから尊敬されなければならない立場だから、品格を求められる。一番強いからこそ品格を求めたとも言えます。やたら強いだけの野獣のような人にならないように。
 朝青竜には品格がなかったと責めるのは簡単ですが、それがいかに大変なことか。だってまだ20代の若者なのです。

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