第43話((良かったと思う)) | **我が人生の旅路**

**我が人生の旅路**

                     英 満(はなぶさ みつる)

 人生には節目、というものがあるように思える。私の場合で考えるに、30歳前と50歳前がそれにあたる。
 30歳を前にして「零からビジネス」を始めねばならなくなった時は、何も考えずにただひたすら「がむしゃら」に頑張ることで道は自ずと開いていってくれた。ありがたいことであった♪
 そんな中、10年が過ぎ、あれよ、という間に20年が経過し、私も50歳を向かえる年になっていた。
 自らがまねいてしまった結果であるが、「解任」、というものをくらい、自身の予定よりも随分早く、「セミリタイア」の人生を送ることとなってしまった。
 さすがの私も3ヶ月近く、「なんなのかぁ、今の状況は!?」、と混迷していた。
 が、気持ちを切り替え、「健康のために過ごそう!」、と、これまで一度もやったことのなかった「速歩によるお散歩」をし始めた。
 思考錯誤の上、片道3.5km、折り返し場所を図書館、その図書館で休息を兼ねて読書をし、往復7km、をお散歩するようにした。
 完全にリタイアした訳ではないので、毎日必ずお散歩できるとは限らないが、なるべく勝ち越し=週4日はお散歩できるよう、心がけてきた☆
 お散歩のおかげで、体重も減少し、お腹周りもスッキリとなった。(20代の頃の胴回りに戻ったことは、実に嬉しいことだった(^o^))
 あれから1年、今思うことは、もしあのまま「解任」されずにいたら、私は「不健康」そののもだったに違いない、ということだ。
 そして、お散歩を通して新たに見ることのできたものもあり、それが「今後のビジネスチャンス」にも繋がろうとしているのは喜ばしいことである(^_^)v
 そう、このような人生を過ごせていることに大いに感謝し、残りの人生を私のことを信じてくれる僅かな人のために役立てられるよう、努めていかなければ、と、今日もお散歩しながら考えていた。
 「良かったと思う」、今の我が人生。
<対応年代:50代>