最近ワシは、英国フォークやSSW、あるいは王道の英米ロックはあんまり聴くことが少なくなっております。そのかわり、洋物では60年代半ばの女性ポップスとモータウン・ソウルなんぞを聴く機会が増えておるんです。中でもお気に入りはジャッキー・デシャノンの1964年頃に出たアルバム『Breakin' It Up On The Beatles Tour!』。この人、アメリカの人やけど、シラ・ブラック、サンディー・ショーあたりと同じく、思いっきしマージー・ビートのニオイがしてええな。それもそのはず、いきなりのっけからサーチャーズの曲とずっと思っていた「Needles And Pins」に、「Walk In The Room」なんぞも歌ってまんがな。しかもこっちがオリジナルや。アメリカン・ポップの甘い雰囲気と、ディオンヌ・ワーウィックあたりの洗練されたムーディーさと、マージービートと、シュプリームズかマーヴェレッツあたりのモータウンな香りもブレンドされとって、聴いててとっても豊かな気分にひたれてええね。このアルバム以降は、もろシュプリームズかいなと思える楽曲、歌唱、歌い回しが顕著になってくるジャッキー・デシャノンですけど、アルバム通して聴く分には、本作がやっぱりいちばんええな。 ワシ、こういうのを聴きながら、櫻井よしこの本なんぞを読んでおります。