プログレ系も1発何かいっとこかと、考えた挙げ句、京大受験でケータイ・カンニング事件があり、今が旬ならこれやのぅ~(!?)、と、キャラヴァンの『カンニング・スタンツ』でもいっときますわ(そのままやんけ…)。
 プログレ系もワシ、けっこうものによっては好きなんです。1曲がやたらと長くてシンフォニックすぎたりすると、だるくなってくるんやけれども、それでもたいがいのものなら聴きます。特に4大プログレの類いも好きですし、カンタベリーものの中なら、ポップなこのキャラヴァンなんぞは大のお気に入りでございます。キャラヴァンの魅力は牧歌的なメロディー、風情と、精緻なアンサンブルの組合わさった、魔法のようなサウンドです。そしてやはりカンタベリー系プログレ特有のキーボード類がやはり小気味よく、さりげないパイ・ヘイスティングのヴォーカルとも相俟って、独特の叙情世界を形づくってくれているのが魅力でんな。
 本作の6作目ではバイオリン、チェロなど弦楽器もフィーチャーされ、ジャジーな中にもクラシカルな展開も見せている。これまでのアルバムも、2nd以外はどれもポップであったが、6作目にして名作『グレイとピンクの地』を更新したような洗練度を見せているのが、『カンニング・スタンツ』のような気がします。またこの胴体だけ透明人間が、スカスカチェックのスーツを着て後ろ向きでポーズを取る、ヒプノシスによるジャケット・アートも英国的まるだしな人を食ったセンスだし、あらゆる意味で何度聴いても飽きがきません。そしてキャラヴァンといえばどのアルバムにも15分前後の曲を入れており、本作にも当然入ってます。変拍子や転調の緩急の妙が飛び出れば、もうキャラヴァン節炸裂ですね。「The Dabsong Conshirtoe [parts a.-f.]」がそれです。18分あります。全然長く感じません。もっと聴いていたい感じやね。
 しかしながら、本作での一番ええのは2曲目「Stuck In A Hole」、やっぱりこれで決まりですね。カンタベリー・ポップの王道的チューンです。大好き。CDにはシングル・ヴァージョンも入ってました。
 まことに品が良くてかっこいい、、、キャラヴァンみたいなバンド、日本に居る?
 ワシ聞いたことないな…。

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