ワシせみま~るは、けっこうストレートなロックンロールも好きです。とくにパブ・ロック全盛時の78年頃のデイヴ・エドマンズ、ニック・ロウ、イアン・デューリーとか、一時期好んでよく聴いてました。そしてデイヴ・エドマンズとニック・ロウが組んでのユニット、ロックパイルの独特のスウィートなメロでありながらメリハリの聴いたロックンロールの人懐っこい雰囲気が、妙にヨーロッパ的にも感じ、全然正反対と思える当時のデヴィッド・ボウイなんぞとも微妙に親和性があるようで、やっぱりそこはパンク/ニューウェーヴの香りも仄かに残しておったのか知れません。しかしながら、ロックパイルやデイヴ・エドマンズのネタ元となってるのは、どうやら1961年にアメリカから登場のビート・グループ、このボビー・フラー・フォーとちゃうかったんかなと、あとになって思う次第。これとか、バディ・ホリーのバックバンドのクリケッツとか聴いても同じニオイを感じます。ニック・ロウの場合はこれにノーザン・ソウルが絡んで来るんやけども。で、このボビー・フラー・フォーの3作目1966年のアルバム『I Fought The Law』の1曲目、「Let Her Dance」はもろにデイヴ・エドマンズの「デボラ」。当然エドマンズがパクってます。2曲目「Julie」なんかはニック・ロウの「Cruel To Be Kind」にまるで似た感じのメロディーとビートを持った曲。おもろいくらいにボビー・フラー・フォーはロックパイルかブリンズレー・シュワルツです。ピストルズがカバーした「I Fought The Law」ばかりが注目され、パンク信者御用達のバンドにも思われがちですけど、本当はもっと黄昏感たっぷりの、ロックパイル系の路線でんな。う~~ん、めちゃくちゃええワ。

$せみま~るのブログ-ボビー・フラー・フォー

THe Bobby Fuller Four / I Fought The Law
1966 Mustang 901