鼻ペチャハナちゃん 第55話 | タレのブログ

タレのブログ

劇団旗揚げ10年目 自然に生きる

こんばんは、エバラです爆笑

最近忙しくなってしまって、

ハナちゃんの連載は

今日で一旦終了します。

 

はてなマーク

寂しいはてなマークはてなマーク

 

はてなマーク

言ってないはてなマークはてなマークゲロー

 

それでは、ハナちゃんの

最終回をどうぞウインク

 

****************

 

第55話(2月28日)

 卒業式の日。ハナは五年生なので、去っていく六年生達をボーッと見守っていた。もちろん送辞を読むほど優秀でもなかったから、その他大勢の中に紛れて、ただのんびりと先生の話を聞いていた。

 式が終わると、隣の席のアサちゃんが

「来年は六年生だね。」

と無邪気に笑った。

「六年生かぁ。」

卒業すると、大抵は中学校に進む。でも家の都合で行かれない者も毎年数人はいて、多分、アサちゃんは行けないんじゃないかな、と勝手に心配してしまう。ハナの姉、サチは弟の面倒を見るために、上の学校には行かなかった。もしハナが中学校に行ったら、きっと

「おまえは学校に行かせてもらえて良かったな。」

と一生恨みがましく言われるのが目に見えていた。

「あたしは行かない。」

「え?どこに。」

「ううん、何でもない。」

えへへ、と笑いながら、

ハナは窓の外の抜けるような青空を見た。

大丈夫、大丈夫。

第一部 終了

 

**************

 

今までお付き合い下さり、

ありがとうございましたおねがい

 

皆さんの未来に

幸あらんことをラブ

 

 大丈夫、大丈夫おいでおいでおいで


それでは、いつかまたドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ