鼻ペチャハナちゃん 第五話 | タレのブログ

タレのブログ

劇団旗揚げ10年目 自然に生きる

こんばんは、エバラです爆笑

今日はうちの畑にイタチがいたって

近所の人が教えてくれた〜ポーン

 

それでは、小説、いってみよう照れ

 

*********************

 

第五話 (5月17日)

 

 父のキヨシは次男坊だったので後継ぎではなかったが、若い頃から切れ者と評判で、うだつの上がらない兄、アツシを補佐しながら本家を切り盛りした。本家は郡一番の土地持ちであったから、使用人は常時三十人ほどいて、キヨシは番頭頭として采配を振るった。それが一転、敗戦で世の中がガラっと変わり、キヨシは本家の番頭を惜しまれつつ去った。

 「お国のために働くのは、もうやめた。」

 これからは自分と自分の家族のためだけに働こうと百姓になることにした。自分に与えられた土地は狭かったから野菜だけでは心許なく、出来ることは何でもした。また何でも出来てしまう人であった。仲買人がウサギをオスメス売りにくれば子ウサギをわんさと生やしたりして家計の足しにした。ウサギのエサは近くの道端や土手に生えている草を取ってくるのであるが、ハナは父の役に立ちたくて学校から帰ると自ら進んで草を取りに行った。十二月にもなると枯れ枝や枯れ草ばかりで、ウサギが喜びそうな草はメッキリ少なくなるのであるが、それでも、背中に背負ったカゴいっぱいに取った草を見て、近所のおばさんが、

 「まぁ、この子は、良くこの時期にそんだけ草を見つけたねぇ。」

 と目を丸くしていた。

 「ハナちゃんは働き者だから、いつかうちで嫁にもらいたいもんだわ。」

 まだ十歳のハナではあったが、おしゅうとさん世代の評価は絶大であった。年頃になると、ぺちゃんこの鼻に苦しめられるのであるが。

 

つづく

 

********************

 

ハナちゃん、そんなに鼻を気にしないで

くれればいいんだけど。。。

 

そういうあたしも、自分の顔が

気になるわ〜笑い泣き

 

それではまたドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ