こんばんは、エバラです
月曜日だから、今日は小説の日〜
鼻ペチャハナちゃん、隣の席の美人なマキちゃんが
気になってしょうがないのよ〜。
そのマキちゃんにも苦手なものが。。。
第三話(5月3日)
髪の毛ボウボウ、古い着物で同級生の男の子からバカにされていたハナは、学校が好きではなかった。勉強は嫌いではなかったが、そんなにできる方でもない。
国語テストの日、ハナはささーっと答案を書き終わり、暇を持て余して隣のマキちゃんのそれをそっと覗くと、ビッシリ書いてある。そんなにみっちりと書く問題あったっけ、と見直すも、特に書き足す必要も感じなくて、ハナはそのまま提出した。
さて、答案が帰ってくると。まぁそれなりの、可もなく不可もなくの点数に比べ、なんとマキちゃん、あんなにビッシリ書いたのに零点であった。先生も贔屓したくても、流石に点だけはおまけしないのかとホッとした。むしろ、あれだけ書いたのにオマケが出来ないとはいったい何を書いたんだろうと不思議にさえなった。
ハナにとっては、学校でのお昼の時間が一番憂鬱で、みんなの前で自分の弁当箱を開けるのが嫌でたまらなかった。隣の金持ちマキちゃんは白いご飯におかずが何品か、ハナは麦ご飯に梅干し一個の日の丸弁当。それでも、ただの麦ご飯ならクラスでも同じような子が何人かはいるのでまだいいのだが、姉のサチが炊いたご飯は水加減がいい加減でいつもビシャビシャ、弁当箱からご飯がダラリと箱の縁から垂れているのが見た目に汚らしくて、ガサツな姉を心底恨むのであった。
「姉さんてば、どうして上手に炊けないの。」
とハッキリ本人に言えたらどんなに良いかとうなだれながら、着物の目立たない所で弁当箱から垂れた粒を拭き取り、全速力でかき込むのであった。
続く
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ハナちゃんのお姉さんも
ちょっと難ありっぽいですな〜
ここまで読んでくれたあなたに
感謝の気持ちを込めて
写真をプレゼント
ハマナスの花だす
小説には全く関係ないよ〜
それでは、また