前回からだーいぶ間が空いてしまいました。すみません。
これからいよいよ、セミナー撮影に関するノウハウを書いて行きます。

セミナー撮影をやることになった、という方や、自分の講演を記録に残したい。プレゼンの練習でビデオ撮影を行いたいんだけどどうすればうまくいくだろう。そんな方に向けて書いていきます。

まずは機材の選び方から。

自分で買う場合や、人から借りる、レンタル業者を使う(これについては今度また詳しくご説明しますね)、会社で買う時、どんな機材が必要で、どんな機能があると便利か。

実際に1年間様々な場面で試行錯誤しながら、いろんな機材を試してみた結果たどり着いた、エッセンスをまとめてみます。

よろしければ、続けてご覧くださいませ~。

セミナー映像や音声を「おみやげ」として作っておくことで受講者だけでなく、
講師側にとっても様々な利点がある、ということを書いてきました。

今回はその最後、そしてこれが一番最強です。

セミナーに受講者を呼び寄せるためのツールとして使う、
最強のリピーター獲得法をご紹介します。

それは・・・。

「次回のセミナーにも参加して下さったら、今日のセミナーの映像(音声)差し上げます」

それだけです。簡単ですよね。(^^;)

ただし、致命的ではありますが、「今日のセミナー」が納得できる内容でなければ、
逆効果となる諸刃の刃(?)ではあります。

ですが、あなたのファンになった受講者を、次回のセミナーに来てもらうための
ネタの一つにはとても有効です。

定期的に内容を変えてセミナーを実施される場合や、
複数回に渡る連続セミナーは特に、回を追うごとに集客が難しくなります。

なぜかというと、「第2回」以降はそれ以前の内容を前提にしている、受講者同士の関係が
なんとなくでき上がっている、と思うと、新規の受講者の参加がなかなか得にくいためです。

なので(ちょっと脇にそれますが)連続セミナーでも、内容は毎回別のテーマであるように
作って見せ、どこからでも参加ができるように設計した方が無難です。

そうして新規の受講者の敷居を低くした上で、しかも今日の受講者が次回も
参加したくなるように、「おみやげは、次回ね」ってことに、最初からしてしまうのです。

連続セミナーや、定期セミナーを実施されている方はぜひお試し下さい。
そして効果が実際に出たりしたら、ぜひ教えて下さい!

セミナー動画(しつこいですが、音声でもいいです)の効用について書いています。

・受講者にとって、復習用に持って帰れるおみやげになる
・講師自身が見直すことで、トークの練習になる

という2点について前回説明しました。
今日のテーマは「クチコミがより効果的になる」です。

これはどういうことかというと、セミナーって、ある意味
「クチコミ」が最も有効な集客手段なんですよね。

何を隠そう、私自身が受講者として、セミナーに参加するかどうか。
その時に一番頼りにするのはクチコミなんです。

なぜか。

メルマガやホームページの告知文は、参考にはなりますが、
内容の確認(自分の欲しい内容が含まれるかどうか)の確認程度にしか使えません。

その講師がどんな人か、(もっと重要な)どんな受講者が集まっているのかが、
よりサクっと分かるのは、やっぱり信頼できる人からの紹介、つまり「クチコミ」なんです。

クチコミで(時には内容も確認せず)参加して、大外ししたことはあまりない。

だから、クチコミには結構敏感に反応してしまいます。

ですがただ単に、「この前良いセミナーがあってさ」って言われてもピンと来ないこともある。
そんな時に、過去のセミナーを「ちょっと聞いてみたら」って渡されたら、どうでしょう。

もちろん、違法コピーを量産してしまっては意味がありませんので、
そこは上手くプロテクトもかけながら、行う必要はあるでしょう。

ただ、あなたの話を既に一度聞いて、あなたがどんな人か分かった上で
受講者がそれに惹かれてやってきてくれる。

次回のセミナーは、そんな受講者が集まった時点で成功したも同然ですね!(^^)/
そのために、あなたの「ファン」が自動的に増えていく仕組みを作っておく。

過去のセミナーに、働いてもらう。

そんな風に、ご自身のコンテンツを活かしてみる、ということを
検討されてみることを、おすすめ致します。

前回、セミナー動画(音声でもいいんですが ^^;)を参加者に配るお話をしました。
復習用に参加者が使えるのでとても便利だ(受講者として強く実感)というお話でした。

ですが、それだけではないんです。
セミナー講師にとっても、これにはイイことがイッパイあるんです。

その中から3つ。順番にお伝えします。
今日のテーマは「セミナーがどんどん上手くなる」です。

撮影、もしくは録音したセミナーは、受講者の方に復習用として配るだけでなく、
ご自身でも必ず見直して(聞き直して)みて下さい。

私の尊敬する講師の方はどなたも口を揃えておっしゃいます。

「自分のセミナーを見返すこと、それが一番の上達の早道だった。」

最初は、ご自身の姿(声)を見るだけでも身の毛のよだつ行為だと思います。
できることなら避けて通りたい・・・。ですよね。

ですが例えば、私がお世話になっている「新規開拓営業の神様」吉見範一先生。
http://www.yoshiminorikazu.com/

この方は毎日のように日本全国を飛び回り講演を続けていらっしゃいますが、
毎回必ず、ICレコーダーでご自身のセミナーを録音して帰りの車中で
チェックを繰り返しているんだそうです。

そのトークがどれくらい洗練されているのかは、私の製作した動画で見て頂けます(宣伝?)
http://www.itbt.biz/333eigyo/

受講者には復習用の教材にもなって、講師自信のトークもどんどん上手くなる。
これは試さない手はありませんね!

まだあるんですよー。
明日に続きます(笑)。

撮影テクニック、の前に、セミナー動画を活用した例についてお話します。

これは私が(撮影者としてではなく)参加者として受講しているある
ビジネススクールの事例ですが、

そこでは毎回、セミナーの内容を撮影してくれて、後日専用のストリーミングで
復習ができるようになっているのです。

ちゃんと聞いていたつもりでもメモをしっかり取っていたハズでも
見直してみると新しい気づきがあったり、かなり役に立つ。

そのストリーミングは iPod にもダウンロードできるようになっていて、
通勤電車の中や移動しながら、気軽に内容を復習することができる。

これはぜひ参加者として(笑)、セミナーを主催、講師の方にはやって欲しい。(^^)/

別に、ストリーミングサービスを用意したりしなくても、
映像付きでなくても(私は映像制作者ですが ^^;)音声だけでも良いと思うんです。

Google の共有サービスを使ったりすれば、
参加した人にだけファイルを送る、なんてことはカンタンですし。

セミナー参加者に、復習用のツールを渡してあげる。
受講者へのおみやげ(?)として、撮って配る。ただそれだけで

顧客満足度向上間違いなし、ですよ。
自分でできる撮影テクニックも、追々書いていきますので参考にして下さい。

その前に、この「おみやげ」の隠された効用について、次回書きます。