今でも思い出す。
忘れようと逃げた日もあった。幼かったからこそ、 純粋に誰かを愛せたこと。
どこにでもあるような人生を送って、
どこにでもあるような恋愛をして、
どこにでもいるようなありふれた大人になって、
・・・それでもいいと思っていた。
きっとそんな未来が待っていると、 心のなかで思っていた中学時代。
たったひとつの出会いが、こんなにも素敵な気持ちと、 こんなにも切ない気持ちをくれるなんて思ってもいなかった。
今の自分があるのもきっと・・・運命なんてカッコいいものじゃないけれど・・・きっと、 君に出会ったからだと思う。
君の記憶に蓋をして、 背を向け続けた。
でも・・・今は、 胸を張って言える。
君との思い出をここに記して、 私は前に進んで行こうと思う。
「また会いたくて」
今でもたまに思うことがあるけれど、 それは、 恋心ではない。
「ありがとう」
君に会ってそう言いたい。
この文をどこか君が読んでいるならば、成長した私を見てほしい。
うつむき、 逃げてばかりの私はもういない。
前を向いて歩いているよ。