結婚相談所で婚活を始めたばかりの頃、
私はプロフィールに書かれている
「条件」をかなり重視していました。
年齢。
身長。
住んでいる場所。
年収や仕事。
家族構成。
もちろん今でも、
プロフィールを見るときには確認しています。
でも実際にお見合いをして、
何人かの方と直接お話ししてみて、
少しずつ考え方が変わってきました。
条件に合っていることと、
「この人をもっと知りたい」と思えることは、
必ずしも同じではない。
頭では以前から
分かっていたつもりでした。
実は、元夫との出会いもお見合いでした。
だから、
プロフィールだけでは人のことは分からない。
それ自体は、
婚活を始める前から知っていました。
それでも今回、
改めて自分自身で婚活をしてみると、
「会ってみないと分からないことって、
こんなにたくさんあるんだ」
と感じています。
たとえば、
その人がまとっている空気感。
話し方。
表情。
会話の中で自然に出てくる言葉。
そして、
予想していなかったことが起きたときの
咄嗟の反応。
こういうものは、
プロフィールを何度読み込んでも分かりません。
だから最近の私は、
プロフィール上の条件を
少しずつ広げるようになりました。
以前より年齢の幅を広げて、
身長についても、
そこまで気にしなくなりました。
住む場所についても、
「絶対にここ」
と最初から狭く限定するのではなく、
生活や将来のことを考えたうえで
無理のない一定の範囲なら、
相手と話し合いながら
柔軟に考えてもいいと思っています。
見た目についても同じです。
プロフィールの写真だけで
判断しすぎるのではなく、
実際に会ったときに
自分がどう感じるかを
大切にしたいと思うようになりました。
でも、
何でも条件をなくしたわけではありません。
むしろ婚活をしているうちに、
「ここだけは譲れない」という部分は、
以前よりはっきりしてきました。
まず、
子どもを望んでいること。
そして、
嫌なことがあったときに
きちんと話し合えること。
理不尽な言葉をぶつけたり、
不機嫌な態度で相手を動かそうとしたりしないこと。
自分の気持ちや意見を
きちんと言葉にできること。
相手の話にも耳を傾けられること。
思いやりがあること。
一緒にいて、
私が安心できること。
こういった内面の部分は、
条件を広げたからといって
一緒に緩めたいとは思っていません。
そして、
お見合いの短い時間でも
私なりに見ていることがあります。
時間やルールを守れる人なのか。
こちらの話を
ちゃんと聞こうとしてくれるのか。
清潔感があるか。
そしてやっぱり、
話しているときの空気感や表情、
自然に出てくる言葉や反応。
ほんの少しのことでも、
「この人とはもう少し話してみたいな」
と思うことがあります。
逆に、
プロフィールだけを見ていたときには
気づかなかった違和感を
感じることもあると思います。
だから今は、
プロフィールの段階で
完璧に理想通りの人を探すことより、
「少し条件から外れていても、
もっと知りたいと思えるなら、
そこで切らずにもう少し見てみる」
という考え方になりました。
これは、
自分の理想を諦めたわけでも、
条件を妥協したわけでもありません。
私にとってはむしろ、
「条件を減らした」というより、
「本当に大切な条件が分かってきた」
という感覚に近いです。
結婚するのは、
プロフィールではなく一人の人。
年齢も身長も居住地も、
もちろん結婚生活を考えるうえで
無関係ではありません。
でも、
一緒に生活していて
安心できるか。
何かあったときに
二人で話し合えるか。
お互いを大切にできるか。
私にとって、
そちらの方がずっと大切です。
まだ婚活は始まったばかり。
これからいろいろな方とお話しする中で、
また考え方が変わることも
あるかもしれません。
それでも今は、
条件を一つずつ増やして
「理想通りの人」を探すより、
自分にとって本当に大切なものを
見失わない婚活をしたい。
そう思っています。