🌷 前回のお話

「私ちゃんのことはやっぱり好きだなと思う」

そう言ってくれた元夫。

でも、

一度離婚した私たちが、
もう一度やり直すためには、

「好き」という気持ちだけでは足りませんでした。

元夫から私に出されたのは、

きちんと週5日働くこと。

しっかりと収入を得ること。

それを半年から1年ほど続けること。

そして、

心身ともに安定して生活できる状態になること。

私も、

一度目と同じことを繰り返さないために、
変わらなければいけないところがある。

それは分かりました。

でも、

私だけが頑張るのは違う。

そう思った私は、

元夫にも条件を出しました。

二人の間にあった問題に、
きちんと向き合うこと。

そして、

私の両親に、

これまで心配や迷惑をかけたことへの謝罪と、

これから二人でどうしたいのかを、
自分の言葉で話しに行くこと。

すると元夫は、

すぐには答えを出せませんでした。
――――――――――

元夫は、

私の両親に話をしに行くこと自体が
必要なのは分かっているようでした。

でも、

「ご両親と話に行くっていうのは分かるんだけど……」

と、

ずっと悩んでいました。

一度、

娘と結婚して。

うまくいかなくなって。

離婚して。

それなのに、

もう一度やり直したいと伝えに行く。

簡単なことではないのは、
私にも分かります。

元夫は、

私の両親に納得してもらえないんじゃないか。

ということを、
ずっと気にしていました。

――――――――――

でも私は、

両親に話をしに行くことは、

もう一度やり直すなら
避けて通れないことだと思っていました。

一度目の結婚では、

私たち二人だけではなく、

両親にもたくさん心配をかけました。

だから、

もし本当にもう一度やり直すなら、

私だけが、

「また二人でやり直したい」

と両親に話すのではなく、

元夫自身にも、

きちんと向き合ってほしかった。

謝ること。

そして、

これからどうしたいのかを話すこと。

それは、

私にとって大切なことでした。

――――――――――

すると元夫から、

こんな提案をされました。

「年末まで私ちゃんは仕事頑張って、
俺は俺で仕事頑張って」

そして、


「年末にまだ気持ちがお互いにあったら、
その時は覚悟決めて話しに行くのはどう?」



年末まで。

私はその言葉を聞きながら、

すぐに答えを出すのではなく、

お互いにそれぞれの生活を頑張って、

それでも気持ちが残っていたら、
そのときにもう一度考える。

元夫は、

そうしたいのかなと思いました。

――――――――――

さらに元夫は、

こんなことも言いました。

もし今、

私の両親に話をしに行ったとしても。

そのあと、

私が仕事を続けられなかったら。

「それこそ話に行ったのが無駄になるじゃん」

と。

元夫としては、

まず私が本当に仕事を続けられるのか。

生活を安定させられるのか。

それを見てから、

私の両親に話をしに行きたい。

そういう考えもあったのだと思います。

――――――――――

言いたいことは、

分からなくもありませんでした。

一度失敗しているからこそ、

今度は慎重になりたい。

「好き」という気持ちだけで動いて、

また同じことになったらどうするのか。

元夫がそこを怖がっていることも、

話していて伝わってきました。

でも。

私の中には、

少し引っかかるものもありました。

――――――――――

私は、

復縁するために、

仕事を頑張る。

生活も整える。

それを半年から1年続ける。

元夫から言われたことに、
向き合おうとしていました。

だからこそ、

元夫にも、

私が出した条件に向き合ってほしかった。

もちろん、

両親の前に行くことが怖いのは分かる。

何を言われるのかも分からない。

簡単に、

「じゃあ行こう」

とは言えないのかもしれない。

でも、

本当にもう一度やり直すなら。

いつかは、
向き合わなければいけないことでした。

――――――――――

気づけば、

もう日付が変わるような時間になっていました。

長い時間、

二人で話しました。

それでも。

元夫が、

私の条件を受け入れるのか。

その答えは、

最後まで出ませんでした。

「分かった。やる」

でもなく。

「できない」

でもなく。

答えは、

後日に持ち越されることになりました。

――――――――――

お互いにまだ好きなのに。

元夫は、

私ともう会えなくなると思って泣いたのに。

私も、

できることならもう一度やり直したいのに。

復縁するかどうかを決めることは、

こんなにも難しいんだと思いました。

一度離婚したという事実は、

なかったことにはできない。

好きだから戻る。

それだけでは、

もうダメなんだと思います。

でも、

だからといって、

簡単に諦められるほど、

お互いの気持ちがなくなったわけでもありませんでした。

私は、

元夫がどんな答えを出すのか。

待つことになりました。

――――――――――

🌷 次回のお話

私が出した、

「もう一度やり直すための条件」。

元夫は、

その場では答えを出せませんでした。

答えは後日。

「やり直したい」

そう言ってくれるのか。

それとも、

やっぱり難しいと言われるのか。

まだ好きだからこそ、

その答えを待つ時間は、

思っていた以上に落ち着かないものでした。