5月になると思い出す曲
1987年4月1日発売
もちろん、オリコン、ウイークリー1位で、彼女の代表曲のひとつ。
作詞:戸沢暢美/作曲:岸正之/編曲:萩田光雄
風が踊る 5月の街で
輝いてる 彼を見かけたわ
視線だけで追うアーケイド
ほんとは ついてゆきたいの
ずっと あこがれてたから
いつか振り向かせたいひと
駆け寄って 話しかけたかった
気をひきたかった 無邪気なふりして
キレイと 思われたかった
だけど追えなかった はねた髪
あなただけに 逢う偶然を
待ちつづけて 時間が過ぎてゆく
朝の電車 夕焼けの道
いつでもオシャレしていたの
友達と待ち合わせた
カフェテラスですれ違うの
駆け寄って 話しかけたかった
でも出来なかった みんなが呼ぶ声
私を 気にも止めなかった
背中追えなかった 熱い頬
雨やどり 本屋の前
通りすぎた彼とポニーテール
駆け寄って 話しかけたかった
でも出来なかった 今日まで いちども
遠くで思うだけだった 心で時間を止めてたの
モンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」を思わせるタッチ。
彼女のデビュー曲から初めてのメジャー調の曲で、
往年のシングル曲のベストアルバム「ナンノシングルス」を聴き入った輩にとっては
前曲の「楽園のDoor」の次にパッと明るくなる感じがいい。
次曲「パンドラの恋人」で再びマイナー調に戻ってしまうが(笑)
なにげにまとめ
<呼び方の変化>
1番と2番では「彼」「あなた」に変化している。
時間経過で、より想いが募っている印象を受ける。
片思いの彼氏を、あなたなんて、妄想の世界(笑)
<話しかけられなかった理由>
1度目はヘアスタイルの乱れが気になってしまった。
2度目は今度は準備万端のハズなのに、友達の邪魔が入った。
3度目は彼女の出現でノックダウン。
<メジャー曲調でありながら実はマイナーなストーリー>
最後まで声を掛けられずに終わってしまい、これも淡い青春の1ページなんだと思うと、
曲のエンディングのフェードアウトでさえ切なく感じる
「夜ヒット」の生歌のフルコーラスのバージョンが以前あったが削除されているようなので、クリックで中国の動画サイトYOUKUにジャンプ。
<12/19追記>
アップされていたのを発見したので掲載。
ハツラツと歌う姿に感動があります。
このロングヘアーにリボンの「ナンノちゃん」イメージが強い人も多いのではないでしょうか。