メーターパネル改造Part25 | 風のストレンジャー

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クリップギヤインジケーターの改造
☆風のストレンジャー☆


今回のテーマ
「GIpro-X WSSで、ニュートラルで「0」表示させよう!」

 メーターパネルに内蔵したGIpro-X WSSは、正確にギヤポジションを表示してくれて、
勘だけでなく視覚で確認できるので、もう手放す事はできないほど有用になっている。
 それでも気になる点は、ニュートラル時は「-」の表示で味気ない事。
「マイナス」や「エラー」のようにも見えてしまうことと、
ギヤポジションインジケーター機能搭載であるというアピール度に欠ける。
また、他のGIproバージョン製品ではちゃんと「0」表示になっているし、
ライバルのプロテックでも標準で表示されている。


虹改造を考えてみる
分解してLEDと基板を分離して、ニュートラル時には独自の回路で0表示させ、
それ以外はノーマルの機能を果たすようにリレーで切り替える工夫を盛り込む。


虹分解して挫折を味わう
ケースを壊したものの、樹脂で基板そのものが固められていて、分解は困難。
こりゃ無理だわ。
意欲が萎えてしまい諦めてその塊のままメーターに戻すことにしたあせる


その後、数日気分が高揚するのを待って、再びチャレンジ。
ニッパーで少しづつ壊していき、部品を探りながらヒヤヒヤの作業。
リード線も傷つき、なんとか7セグLED近辺までがみえるまでになったが、
LEDを外すのは無理なので、これも壊すしかない。
☆風のストレンジャー☆サーチなんとかここまで樹脂を撤去できた。

 しかし、これからLEDを壊さないといけない。

LEDの足だけ残したが、案の定ニッパの先っちょでチップ抵抗を壊してしまった!
値の表記もわからなくなってしまい、最大のピンチ!
ガラクタ箱を漁り、いくつかのジャンクのビデオカードの基板から
「適当なチップ抵抗」を外してつけることにした。
☆風のストレンジャー☆サーチLEDを撤去したズタズタの基板

 下側のチップ抵抗もなくなってしまった
 果たしてこんな状態で大丈夫なのだろうかはてなマーク

なにしろ抵抗値がわからなくなってしまったので、
どの抵抗を選択すれば動作する範囲に収まってくれるかどうか、
勘というか運にたよるしかないのだ(笑)
そして久々にハンダごて2本の両刀で選んだチップ抵抗器を外してGIpro基板に移した。
ここから先は、これで「動くもの」として不安の中で作業を進めていかなくてはならない(笑)


虹7セグLEDとデコーダ回路
秋月電子で大半の分品を調達、鈴商ではデコーダICを購入したが紛失してしまった。
あまりにも小さい梱包だったので帰宅途中で落としてしまったようだ。
また秋葉へ出向くのも面倒なので、定形外郵便でOKな共立電子の通販で取り寄せた(笑)
☆風のストレンジャー☆サーチいつか採り上げた秋葉原の芳林公園の改修工事風景

 囲いの一部が外されていたので覗いてみた。
 (3月15日)

☆風のストレンジャー☆サーチ園内の中央に大きな遊具というかオブジェクトが出来ている。



<ポイント>

旗秋月電子で同じくらいのサイズの7セグメントLEDのブルー「OSL10561-LB」を購入。
  カソード接続タイプ。  
  輝度は50mcdもあって日中での明るさアップが期待できそう。

旗「0」表示は、「74HC4511」デコーダICを用いて、
  ABCD端子に10kΩ抵抗をそれぞれをアースに落として作る。
旗イグニッションオン時、GIproの仕様で1~6の数字のカウントアップがあるが、
  タイマIC555のタイマーで、その後に「0」の表示をするよう工夫する。
旗ニュートラル時と通常時の切替はリレーをあてがい、GIpro基板回路との干渉を防ぐ。
  4066などアナログスイッチICも考えたがオン抵抗があったり面倒なので
  スパっとリレーでカットすることにした。
☆風のストレンジャー☆サーチリード線引き出しの様子

☆風のストレンジャー☆サーチタカチのケースを
 LEDが収まるまでルーターで内部を削って加工。

 カウル補修のときに購入したルーターがここでも活躍。

☆風のストレンジャー☆サーチ各基板結線中。

 わけわからんとです(笑)

☆風のストレンジャー☆サーチGIpro基板側も結線

☆風のストレンジャー☆サーチシリコンシーラント塗ったくり

 もう後戻りできない

☆風のストレンジャー☆サーチケースに収まるとカタチになるものですな

☆風のストレンジャー☆サーチ左側
 LEDデコーダとリレースイッチ回路

サーチ右側
 タイマーとニュートラルリレー回路

☆風のストレンジャー☆サーチメーターパネル裏側



虹完成~こんなめんどくさい改造は誰もしてないだろう
☆風のストレンジャー☆サーチスイッチオンでカウントアップ後

 めでたし。やはりインパクトが違いますな。

これでプロテックの時と同じように、ニュートラル時の「0」表示になり、
この印象の違いは天と地くらいの差があると思う。


ベルイグニッションオンでカウントアップが終わり、
「-」が表示される直前に切り替わるようにタイマー時間調整すると、
自然であたかも初めからの機能のようでバッチリ!
実走でもニュートラルに入った瞬間ゼロ表示に変わるフィーリングもグッド。
我ながらあっぱれ。苦労した甲斐がありやした。


何よりもGIpro基板の破損させてしまって交換したチップ抵抗の値が「当たり」だったこと!
本来の機能面も実走して異常なしひらめき電球
紙一重で1万5千円がパーになる所でしたから助かりました。


LEDへは、通常時GIpro基板からのリレー経由と、
ニュートラル時5V電源の74HC4511出力に150Ω接続での明るさの差はまったく気付かない。


今後はイグニッションオフ時、「カウントダウン」表示のアイデアがあるものの、
実験が必要なところだが、この2週間フロントカウルを外しっぱなしで、
とりあえず完成させないとZZRが稼働できないジレンマから
24日桜咲く頃になってようやく解放されたばかりなり(笑)


<比較>
☆風のストレンジャー☆サーチプロテック期

 赤色でゼロ表示

☆風のストレンジャー☆サーチ改造前「-」期

 マイナス表示で味気ない

☆風のストレンジャー☆サーチ改造後「0」期

 素晴らしい。エクセレント(笑)



虹おまけ
ケンコーのヘッドルーペ「KHD-50N」
$☆風のストレンジャー☆サーチついに購入。拡大レンズ。

$☆風のストレンジャー☆サーチ机に固定するタイプと比較したが、

 ヘッドセットタイプが自由度があるこれを選択。

レンズが4枚付属していて、常時2枚を装着できる。
メモ(1.2倍、1.8倍、2.5倍、3.5倍)付属
実際の使い方で、手前に一番倍率の低くて焦点距離の長い「1.2倍」を手前に、
そして「1.8倍」を必要に応じて下ろして重ねると計3倍になって、
ほとんどが、これで十分にカバーする組み合わせだと思う。


頭上のLEDライトよりも部屋の灯りを明るさ最大にした方が効果あり。
慣れないと重さで頭痛くなるので、時折外して休憩しながら使うといい。
LED使わないで単4アルカリ電池2本を外してしまうといいかも知れない。


ハンダづけもコテ先がハッキリ見えるので確実にできるし、
隣のパターンとの接触のチェックも容易になった。
今まで、半ば勘で作業していたことに気付く(笑)
3000円以下で入手できるし、今では必需品となっている。