今回は理想を描く大切さについて話したいと思います。
自分が話すなんて恐れ多いことなんですけれども
このテーマにしようと思ったきっかけは、先日自分の所属する部内で、若手向けの研修をさせて頂いたことです。
私の研修の役割としては問題の作成者なんですけれども、
かなり色々皆さん分析だとか、課題発見っていうところはできるようになってると実感しました。
基本的に何かを良くする行為というのは、課題を解決するということになるんですけれども、
この課題がなぜ生まれるかって言うと、理想というものが非常に重要だと僕は思っておりまして、その話が今回のテーマです。
①「マイナスをゼロに埋める」、②「0だったものをプラスにする」、③「プラスだったものはさらにプラスにする」という
三つの作業があった時に、この一つ目のマイナスを0にするっていうのは比較的できる部分だと思います。
それは、「自分の中の当たり前と比較する」「常識と比較する」
理想ではなく、一定のその常識当たり前基準みたいなものと比較することで生まれるマイナスを埋めていくという作業になります。
ここは自分の能力やキャリアなどに関して言えば、「人との比較」かもしれませんし、「組織から与えられたミッションとの比較」かもしれません。
「マイナスを0にする」に関しては、自分の中で課題を定義してなくても、
「基準になるものが与えられる」もしくは「生まれている」という状態になります。
そのため、比較的スラスラと書くことができたりとか、描くことができるという人は多いと思います。
ただこの、常識的なレベルに引き上げるというのは、要は弱点になってる部分をプラマイゼロに持っていくという行為なので、
容易と言うか、誰でも身につきやすい部分だったりします。
そのため、ここから必要になってくるの、はその当たり前の状態を克服した上で、じゃあ「プラスをさらにどう作っていくか」、
もしくは、「今最高の正体見えし状態をもっといい状態に持って行くこと」が次の問題になるという風に思います。
これはクライアントワークなどに例えると、「お客様が思ってもみなかった更なる理想の提示」、そして、理想に対するGAPを埋める。
これは課題というよりも障壁に近いかもしれません。
マイナスを埋めるということは、みんなができているものをチェックするっていうことだと思うんですけれども
そこからさらに良くしていこうとすると、お顧客様自身でどういう部分をやっていかなければいけないのか
これから業界においてはどういうふうに進んでいくのかということを知っておく必要がありますし。
お客様ごとの合わせた理想を提示しなければならない。いわゆる業界や理論的な一般論ではダメだと思うのです。
この話をする際に人のプロデュースの話を例にさせて頂くことが多いのですが、
とある人を魅力的にしてくださいってお題があった時に、
最初から、「靴がだめ」とか「スタイルダメ」とか、「メイクがだめ」とか「性格を直した方がいい」とか
全てをつぶさに見ていくことはできるんですけれども
そういうような提案をしてはダメという所でして、
その魅力的っていうものをどういう風に定義してあげるか、そして理想提案してあげる
「大人かわいいでガーリーな雰囲気の構築」と理想をすると、
それから考えた時に服装とかスタイルのあるけれども、一番各項目の理想に対するGAPで言うと、
メイクの部分にあるからメイクのところを徹底的に練習していくという風な「肝が決定されて」「アクション」につながります。
これは個人のキャリアにおいても同じだと思ってまして、
自分の成長を考えた時に人との比較で生まれるマイナスをゼロにするというところに目が行きがちだったりするんですね。
そうすると人との差は少しずつ埋まっていく部分になるかもしれないんですけれども、
自分の良さ自分のキャリア自分のビジョンっていうものに対しての前に進める力が弱くなってしまう。
大事なこととしては、やはり自分の理想を何と定義するのか、これを自分で答えを出しておく、
それが自分のビジョンにもなりますし、どういう人物になりたいのかというものを考えていくところが重要かなと思っています。
私の場合は、スラムダンクの流川選手が言っている台詞なんですけれども
「チームを日本一に導いてる選手、それが日本一のプレイヤーだと思う」っていうもものでして、
個人の力だけではなくて組織を勝たせられるナンバーワンプレイヤーになりたいというのが私の思いとしてあります。
その上で「ビジョナリーエグゼクティブ」っていう言葉を自分の中で作ってるんですが、
人が悩み困難の際に対して、道を指し示すようなそういうような先頭を走るような人になりたいという風に思ってます。
自分も伸び悩む時期がありましたのでそういった人材を引き上げていくというようなところに主眼を置いてます。
そういう人物像を中で描き、今抽象化になっていますが、具体に落としていく。(次回はここを話します)
何が言いたいかと言うと、自分の中の理想が提示されているからこそ、
自分が何をすべきかという肝の部分と、具体の方のまで落とし込めてアクションが決まるということなので、
もちろんその自分の中で自ずと発見されるマイナスを埋めていくっていう作業は非常に重要なんですけれども、
理想を描く自分の中で理想それがマイナスをゼロにするという理想ではなくて
「自分としてどういう存在になりたいか」というのは自分に対しで描いてみる。
「そうすれば何を肝とするべきなのかが決まってくる」
「肝の中で障壁となっているポイントが決まってくる」
「障壁の中で自分が努力するべきポイントが決まってくる」
それは対お客様に対しても同じだと思います。
今回は理想を描くことの大切さっていうのを、
自分なりの言葉で話していましたもちろんたくさん話したいことまだまだあったんですけれども何かの参考になれば幸いです
おわり