改めて再開の週次ブログ
今週のお題は「本を読むこと・引き出しを増やすこと」です。
読書推奨派の人もいますし、
中には読書なんて必要ないって人もいるかもしれません。
なんかで読んだのですが、読書の平均冊数(月)と年収は一定の比例関係にあるそうです。
絶対にやれというものでもないと思いつつ
色々な効用はあると思っておりまして、そのでも「やっぱりこういう側面から言っても重要だよな」と思いまして、
それが「読書x引き出しを増やす」に関してです。
引き出しを増やすことの重要性
この「引き出し」とは、課題解決に際して用いられるカード(武器)を意味します。
私の短い人生の経験上ではありますが、絶対に成功する方法や、課題を解決できるパターンというものは存在せず、
常に正解を探していく、課題と向き合っていく形がほとんどなのではないでしょうか。
それは、仕事上の課題解決だけではなく、個々人の悩み解決に関しても同様です。
Aさんの考え方や課題解決方法がそっくりBさんに当てはまる場合もあれば、当たり前ですが、当てはまらない場合もある。
また個人対個人の場合は、Aさんの考え方で解決できるが、聞き手のBさんが受け入れる心境になっておらず、ちょっと外れた別の回答の方がすんなり受け入れられ動き出せるということもあると思います。
例えば、失敗をした部下がいたとして、こうしたらよかったのに、
とか次はこうしようというアクションをアドバイスしたとします。
相当落ち込んで、前を向けない状態にあった場合は、アドバイスではなく、「自分も若いころにはこういうミスをしてね」という経験則を話したり、
「飲みに行こうか」という感じで、単に解決もせず、悩みを吐き出させてあげたほうが良いってこともあると思います。
人間、少なからず自分の過去の経験、特に挫折体験や成功体験は大きく人生観を作っており、
自分の認識の範囲内でのコミュニケーションになっていることがほとんどです。
その引き出しの多さが、自分の認識外を超え、様々な人の悩みを、仕事上の課題を解決できる力になると思います。
本を読むことから脱線しましたが、
本というのは、基本的に作者が人生をかけて学んだことが1冊にまとまっています。
つまり、その人の人生経験に基づく「知恵」が凝縮されているということになります。
本を読むという行為が、「自分自身がそこから何かを学びたい」という目的がほとんどだと思いますが、
それと同じぐらい「こういう人が世の中にいるんだ」「こういう考え方もあるよな」という
自分の認識を広げてくれることも等しく重要に思えます。
良書という定義を明日から使えそうな学びという感じで捉えちゃうのではなく、
自分の認識を広げてくれたなというものに対しても価値を感じるというか、、、
「知者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」というビスマルクの言葉ほどではないものの、
自分の引き出しの幅を広げてくれることは間違いないと思います。
引き出しを増やすためにどこから得るかということですが、
本を読む、自分が興味がある分野から読み進め、興味がなかった分野にも軽く手を出してみると新しい発見があるかもしれません。
そして、今回最後に強調しておきたかったこととしては、
自分の引き出しが足りないからこそ、相手を理解できない、相手を自分の認識の中に入れて会話をする部分があるなと。
自分の成功体験というのは至高ではない、と当たり前ですが、常に自分に対して半身の状態になっておくことが重要なんだと改めて思いました。
おわり