3月も半分ほど終わりまして、4月から新しい期が始まることとなります。
4月から年次が1つ上がり、この1年で自分は何をなすべきか考える人も多いと思いますし、
自分が挑戦したいこと、成長できる環境などを上司とすりわせてミッションを定める人も多いと思います。
①やりたいことだけやれる環境は存在しない
まず、残念な事実として、ミッションは
自分がやりたいことだけで満たされているということはほとんど存在しません。
基本的にミッション(何を成果とするのか)に関しては、
1.わくわくするチャレンジングなもの(Will型ミッション)
2.やらなければいけないもの(Must型ミッション)
に2分されることになります。特に2は、組織からお願いされるものであったり、人の退社や異動に伴う巻取りや
現在の仕事を誰かに任せることができず、同じ仕事に取り組まないといけないなど、
人によって感じるポイントは様々だと思います。
この「WILL型」と「Must型」のバランスが非常に重要でして、
WILL型のものだけに取り組むと、当然チャレンジする環境であるわけで、つぶれてしまうというか、
一定自分ができる領域がある、成果を安定して出せるものがあるとういのは意外にも心の安定を生みます。
また、当然のことではありますが「Must型」のものだけになると
自分として納得がなかなか行かない仕事、現状維持で行えてしまう仕事のため、モチベーション低下につながるでしょう。
②自分自身の成長に対する答えを考える
バランスが重要だという話をしましたが、大事ではあるものの、なかなかその通りにいかないこともあると思います。
ミッションをお願いされるということで、納得がいかない、そんな状態です。
まず前提「自分が何を挑戦したいのか」を普段から伝えておく/考えておくことが大事だと思います。
今与えられていることに対してもやもやする、ただ何をやりたいの?という問いに対しては、
自分のやりたいことが出てこないと、いうことも経験した人は多いと思います。僕自身もそうです。
ですが、自分の夢という先の未来のことではなく、この1年自分はどういう能力を体得することが大切なのか、
それをどのような手段で、力として蓄えていきたいのかを考えるのは自分自身で答えを出さないといけません。
そうでないと、ミッションを設定する側も何にモチベーションがあるのかがわかりませんし、
夢のような壮大な話の場合は、なかなかセットすることができなかったりするので、
長期の目標も大切ですが、中期、短期と3つぐらいの目標を持つことが大切だと思います。
そのために、メンターのような方に相談する。客観的な意見を本などから得るなど、方法は多様であると思います。
学校のように、自分の能力・成長をテストの結果で測ることもできず、何を学ばないといけないのかもわからない中、
自分で答えを出すということが重要になってくるんじゃないかと思います。
③意味を再定義し、自分のミッションにする
今回最も伝えたかったものはこの部分でして、
ここをお話させていただく中で、自分も本当にそうだなという学びを得たところです。
やらなければいけないミッションや、前と継続してやるべきミッションなど
本当はこれを誰かに任せたいのにというものはあると思います。
その時に、与えられたミッションから、選んだミッションとして考え方を変えるということです。
部活と考え方が似ていると思ったのですが、
同じ練習というものは、1年目も2年目も3年目もずっと続きます。
その時に、この練習は自分にとって必要ないのになと思うこともありますし、
もっと別の練習が自分には必要なのではないかというものもあったと思います。
でもチームで動くためその練習/仕事にも全力で取り組まないといけません。
その時に必要なのは、単純ですが「見方/考え方」視点を考えてみるということです。
同じ仕事であったとしても、どこに重点を置くのかで得られる経験値は全く変わってくる。
練習でもボールの受け方を意識するのか、動き出しを意識する、ボールの渡し方を意識するなどポイントを変えるように、
同じような仕事をしなくてはならないという状態であっても、何を意識するのかということで変わるという考え方です。
直線のように、成長を縦に積み上げていくということだけではなく、
面のように、その幅を広げていく・深みを出していくという考え方を忘れないようにする。
そのように考えることによって、新しいことをやること以上に
自分の成長機会を得ることも可能になることもある。ということを自分は学びました。
自分がわくわくする仕事以外の仕事であったとしても、
何を意識するかということをもって、わくわくさせることも可能なのかも知れないと思いました。
4月からも自分の中で少しでもわくわくするポイントを作りたいなと思います。
おわり