医療機器安全管理支援サービス その1 | インフルエンザ等の感染症やその予防・対策に関する最新情報をお届けする一般財団法人 医療福祉施設環境整備支援機構(SEMA)

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いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。


さて、今回は、三井物産ファシリティーズ(株)(株)栗原医療器械店が共同で始めた


『医療機器安全管理支援サービス』


について書かせていただきます。


少し前の話になりますが、2007年4月に施行された「第五次医療法改正」で、


「医療安全確保の体制、組織での管理」


が義務化され、


1.医療の安全を確保するための措置

2.院内感染防止のための措置

3.医薬品の安全管理体制

4.医療機器の保守点検・安全使用に関する体制


が求められ、現在に至っています。


当然ことながら、これらのことは第25条の医療監視、あるいは、病院機能評価の監査項目にもなっています。


この中で、医療機器の安全管理に関しては、


・「医療機器安全管理委員会」

・「医療機器安全管理責任者」


などの専門の組織・責任者の設置が必要となり、具体的には、


・「職員研修の実施」

・「保守点検計画の策定と実施」

・「情報収集」


が求められています。



しかしながら、大学病院や大規模病院など、専門のMEセンターなどがある一部の医療機関を除き、その他のほとんどの医療機関が対応できていないのが現状です。


対応できていない原因としては、医療機関ごとの諸事情もあり色々なことが考えられますが、簡単に言ってしまえば、


「人・もの・金がない」


ということになると思います。



多くの医療機関は、その必要性は十分に認識しているものの、厳しい経営環境がそれを許さないという状況ではないでしょうか。


そのような、多くの医療機関のニーズに応えるべく生まれたのが、今回の


『医療機器安全管理支援サービス』


です。


その詳細については、次回「その2」で。



SEMA代表