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街路樹の花や歩道のつつじがきれいに咲いています![]()
椎間板ヘルニアとの8日間戦争
最終回
多くの医療スタッフの皆さんにお世話になり8日間の入院は終了しました。
入院初日のブロック注射、2日目の1回目痛み止の追加、しかし痛みは収まらす5日目の2回目の痛み止追加を経て痛みは和らぎ入院7日目には痛みはあるものの歩行器を使わずに歩くことが出来ました。また左足親指先から足の甲、ふくらはぎ外側の痺れと触れた時の痛みがあり先生からこの痺れと痛みは治らないかも知れないと言われています。
私は腰椎椎間板ヘルニアとの闘いはこれで終了して、これからの人生は闘わないで見守りながら生活するようにしようと思いました。
今回、私より辛い闘病生活をされている方がたくさんいらっしゃる中で私が患った椎間板ヘルニアについて書かせていただきました。
また、日々昼夜を分かたず働かれている病院関係者の闘いも知ることができました。
人生100年時代と言われておりますが皆様には私の36500日の僅か8日間をご紹介させていただきました。
お読みいただきありがとうございました。
そして退院二日前に同室の方が退院されて1人でのんびり闘っていましたが退院前日の夜に救急で患者さんが入られました。カーテン越しの話では87歳の男性が腰を骨折されたようでかなり痛がって運びこまれて来ました。話し方が酔っている様に感じられベッドに着くなり歩いてトイレに行きたいと…
看護師たちは「歩行は無理です」「オムツをしてあるのでそのまましてください」と言っても伝わりません。
耳が遠いせいもあるのか何回か聞き返していました。
患者さんは歩けると訴え勿論看護師は無理だと言っておりましたが一向に聞く気配がなく、その訴えはだんだん強くなり看護師たちにも激しい言葉をぶつけ看護師は丁寧に説明しても伝わりません。
そのうちベッドで暴れ患者さんは敵対的になり始めたので看護師2名で支えながらトイレに連れて行く事になりました。
その間にも痛い痛いを連発しておりました。時刻は1時半です。
その後も1時間たたないうちに大きな声でトイレに行きたいとの訴えは続きました。
明け方まで何回か同じことを繰り返しておりましたが、明るくなる頃にはすっかり落ち着いて職員さんたちと笑顔で話しておりました。
この患者さんは認知症の方でした。
医療介護の現場では日々認知症との闘いを続けられている現実も見ることができました。
(おわり)
