センター英語を3ヶ月間で150点にする方法 その7【文法を固める】


今日のテーマは文法を固めることです。

まだ受験まで時間のある高校1年、2年生のときは、文法書などを使って、構文をとらえていく練習をするほうが、受験に効果的です。


しかし、高校3年生は受験まで1年もないので、さくさく進めないといけません。


そこで、私が推奨しているのは3ヶ月間で文法問題を得点源にすることです。

(少なくとも文法の基礎を固めることですね。)


そのやり方を説明します。

使う問題集は、多くの進学校で採用されている桐原書店のNextStage(ネクストステージ)です。


アマゾンなどで販売していますし、持っている人も多いでしょう。中古ならば340円くらいで売っている場合もあります。(できればCDつきのほうがいいです。)


桐原書店NextStage


これを1ヶ月目はPart1の文法を、2ヶ月目はPart2語法とPart3イディオムを、3ヶ月目ではPart4あいさつ表現+今までの総復習を実施します。


Part1は全部で170ページあります。

これを機械的に毎日10ページやります。


10ページやるというと大変そうですが、右ページは解説ですから実際は左だけですね。

そして、見開き2ページを10分以内でやります。


やり方はとても簡単です。


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1)左の問題を見て、解答をノートに書く。

1ページ分やったら答え合わせをする。



できなかった問題は、解説を読み理解し、正しい答えのある文章を5回音読し、3回書く。

(まあ、音読の回数、ノートへの書き取り回数は特に何回でもいいですが、あまりだらだらとやっても意味がないので、テンポよくやります。)


できた問題には○

できなかった問題には×をつけます。


1日分10ページを1時間以内で終わりにできるようにします。


2)次の日は、1日目の10ページと次の10ページをやります。
 しっかりと○、×をつけて。

 3日目も1日目の10ページ、2日目の10ページ、3日目の10ページをやります。
 こんな感じで、どんどんやることが増えてきますが、最初のほうはだんだんできるようになり、あまり時間がかかりません。

 ○が3個続いた問題(3日連続正解した問題)には、番号前の□の中に×を書きます。
 そして、日付を書いておきます。
 
 そして、4日目以降は□に×のついた問題はやりません。

 こんな感じでひたすらがんばっていきます。


3)18日目以降は新しく出てくる問題はありませんので、ひたすら既出の問題をやり続けます。このまま30日目まで続けます。


4)□に×のついた一応できた問題は、1週間後に再度解いてみます。できなかったら△をつけておきましょう。日付も忘れずに。


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まあ、こんな感じでネクストステージを攻略していきます。

重要なことは3回やったくらいで出来た気にならないこと。英文法は覚えることがたくさんあるので、しっかりと反復することです。英語が苦手な生徒は、覚える作業を全然やらない人が多いのも事実。


最初の2週間はつらいかもしれませんが、これからゴールデンウィークを迎えるのでちょうどいい時期かもしれません。


当塾では、各人の進み具合をチェックしているので、いきなり抜き打ちの確認問題を実施して、定着の度合いを確認します。


勉強は反復していくしかありません。


このNextステージを各章ごとに分けて小さくして、細切れ時間にこの勉強をするようにやると更に効果的です。

英文法に毎日1時間をかけるというよりも、細切れ時間15分×4をつかって学習するというほうが気持ちの上でも楽だと思います。


ぜひ、やってみてくださいね。